断捨離しようと服を仕分けていると、若い時の服がたくさん出てきます。
「体型も変わってないし、まだまだ着こなせる!」と思うと、捨てるのはもったい気持ちになりますよね。
いつまでも若々しいおしゃれをするために、若い時の服はとっておきたいものです。
でも、サイズ的に着れる服でも、若い時の服は今のあなたには似合っていないかもしれません。
年齢を重ねるごとに、体型や肌は変化してくるので、若い時の服は若作りに見えてしまうことがあります。
それでは、どんな服が若作りコーデになってしまうのでしょうか。
今回は、捨てるべき若い時の服についてご説明したいと思います。
どんな状態の服か、どんなジャンル服か、具体的に解説していきましょう。
見直すべき具体的な若い服がわかれば、若作りの失敗コーデをすることがなくなり、洗練された大人のおしゃれができるようになりますね。
若い時の服は見直すべき!でも若作りになる服の基準がわからない
30代になると、徐々に若い時の服に違和感を感じるようになってきます。
去年まではお気に入りだった服も、「あれ?なんか似合わないかも」と思うことがありませんか?
それは、あなたにとって若作りの服と言えるでしょう。
でも、ちょっと若すぎるかなと思っても、ついつい捨てるタイミングを逃して着続けてしまいます。
それは、「こんな状態の服は若作りになってしまう」「こんな種類の服は若作りになってしまう」という基準がわからないからですよね。
若い時の服は、若作りにならないように捨てるべきだと思っても、その基準がわからないから捨てられないのです。
まずは、若い時の服を捨てることができない理由から見ていきましょう。
どんな状態になったら捨てるべきかわからない
汚れやシミがある服は捨てるべき服と判断することができるでしょう。
着倒してヨレヨレになった服や、毛玉ができた服も寿命だから捨てようと思いますよね。
さらに、サイズアウトして着れなくなった服も捨てるべきと諦めがつくでしょう。
でも、若い時の服は「こんな状態になったら捨てるべき」という基準が曖昧。
まだきれいな状態で、着れるサイズであれば、捨てる必要はないと思ってしまいます。
だから、いつもまにか若作りコーデになっていても、気付かずにそのまま着続きてしまうのです。
どんなアイテムを捨てるべきかわからない
去年まではトレンドだったアイテムでも、今年は流行遅れになることがありますよね。
例えば、パンツの場合、数年前に流行ったガウチョパンツは、もう古臭さを感じるアイテムです。
ジャケットの場合は、ゆったり余裕のあるシルエットがトレンドなので、数年前まで流行った細見のタイプは古臭さがあります。
このような流行遅れのアイテムはわかりやすいので、捨てる判断がしやすいのです。
しかし、若い時の服の場合は、「このアイテムは若作りになるから捨てるべき」という基準がわかりにくいですよね。
同じニットでも、若作りになるアイテムと、大人女性にふさわしいアイテムがあります。でも、その見極めが難しいのです。
このように、若作りになってしまう服は基準がわかりにくいので、捨てるタイミングを逃してしまうのです。
また、若い時の服は、思い入れがあったり、着ると若返った気持ちになるため、最近買った服以上になかなか捨てることができないもの。
だから、「ちょっと若すぎるかな」と思っても、ますます捨てられないのです。
でも、「ちょっと若すぎるかな」と思う服は、周りの人から見たら「かなり若すぎる服」だと思われているでしょう。
自分では若い時から着続けている服なので、若作りになっていても気付きにくいからです。
そのような服をキッパリ捨てないと、どんどん若作りのおばちゃんコーデになっていきます。それは避けたいですよね。
その解消法として効果的なのは、どんな状態の服は若作りになってしまう服として捨てるのか、どんなアイテムは若作りになるか捨てるのか、きちんと基準を決めた上で断捨離することです。
ただ何となく「若い時の服はそろそろ捨てなきゃ」と思ってもなかなか捨てることはできません。
どんな状態になったら捨てるのか基準を決めてしまえば、それに従ってスムーズに断捨離できるでしょう。
次の章で具体的にご説明していきたいと思います。
若い時の服を捨てるためには基準が必要。捨てるべき状態とアイテムを考えよう
ただ何となく「若作りかな」と思っても、若い時の服は思い入れもあるし、着るだけで若くなった気持ちになるので、なかなか捨てることができません。
若作りコーデは自分では気付きにくいものなので、もしかしたら周りから若い時の服を無理やり着ている人と思われるかもしれません。
それを避けるためには、捨てるべき若い時の服の状態を考えること、捨てるべき若い時のアイテムを決めておくことです。
それぞれの方法について詳しく解説していきましょう。
捨てるべき若い時の服の状態
若い時の服を捨てる基準は、壊れたり汚れたりした状態ではないので判断が難しいものです。
そこで、「こんな状態の服は若作りになる服」という基準を決めてしまいましょう。
その基準とは、体のラインが見えすぎる服、顔が暗く見える服、露出が多い服です。
体のラインが見えすぎている服
体重が変わらなくても、スリーサイズが変わらなくても、年齢とともにボディラインはふっくらした状態に変化してきます。
これは大なり小なりどなたにもある自然なことです。
だから、若い時の服をそのまま着続けていると、体のラインが目立って「痛いコーデ」になってしまうでしょう。
ちょっとお腹がポッコリしてきたな…、二の腕が太くなったな…など部分的ではなく、全体的に体のラインを見ることが大事です。
若い時の服を着て鏡の前に立ち、体のラインが見え過ぎている服は捨てるべき服の状態と言えます。
同じ形の服でも、しっかりしたハリのある生地は体のラインが見えにくいですが、ストレッチ生地やニット生地は体のラインが見えやすいので要注意です。
顔が暗く見える服
年齢とともに、肌や髪の質は変化していきます。
若い頃は透明感のある肌、ツヤのある髪でも、徐々に肌のくすみや髪のパサつきが気になってくるでしょう。
だから、似合う服のカラーも変わってくるのです。
みずみずしくツヤのある肌や髪の若い頃は似合っていたピンクでも、大人女性が着ると顔が暗く見えてしまうことがあります。
くすんだ色も要注意。
くすんだピンク、くすんだグリーン、くすんだイエローなどは、さらにくすんだ肌を強調してしまい暗い表情に見えてしまうでしょう。
若い時の服を着て、顔が暗く見える場合は、もう今のあなたを素敵に見せる服ではありません。
捨てる服だと判断するのが賢明でしょう。
露出が多い服
年齢をともに、体のたるみや、肌のみずみずしさ失われてしまいます。残念ですが、これは仕方のないことですよね。
それにもかかわらず、若い頃の露出が多い服を着ていると、間違いなく「若作りコーデ」になってしまうでしょう。
体が締まっていて、ハリのある肌の若い頃は、露出の多い服は健康的で魅力的に見えたでしょう。
でも、30代以降になると、みっともない印象になってしまうのです。
脚が出るミニスカート、腕が出るノースリーブ、背中が出るオフショルダーの服、デコルテ部分の露出が多いVネックの服は捨てるべき服と考えましょう。
捨てるべき若い時のアイテム
ここまで、捨てるべき服の状態についてご説明してきました。
次は、もう少し具体的に捨てるべきアイテムについて考えていきたいと思います。
トップス
袖がピタっとしたもの、ノースリーブ、オフショルダー、デコルテ部分が多く露出するVネックやは若作りになりやすいです。
また、透けやすい生地のトップスも、体のラインがはっきり見えてしまいがちなので、捨てるべきアイテムと考えましょう。
また、フリルやレースなど、可愛らしいデザインのトップスも20代まで。
無理に若い時の服を着ている印象になってしまうので、捨てるべきアイテムと言えます。
キャラクターや大きなロゴがあるようなカジュアルTシャツも、若すぎる定番アイテム。30代になったら、潔く手放しましょう。
ジャケット
あまり若作りにならないと思いがちのジャケットですが、シルエットによって、若作りに見えてしまうので要注意です。
フィット感があるものや生地がやわらかいものは体のラインが出やすいので、美しいスタイルには見えないでしょう。
ピタっとしたシルエットに見えるジャケットは、捨てるべきアイテムと言えますね。
スカート、ワンピース
膝上、膝丈のスカート、ワンピースは20代まで。30代を過ぎたら「痛いコーデ」になる可能性が高いので、思い切って捨ててしまいましょう。
また、ふんわりとした形のスカート、ワンピースも若作りの印象になるので、捨てるアイテムと言えますね。
パンツ
ヒップラインが目立つスキニーパンツやスキニージーンズは、年齢とともにかっこよく着こなすのは難しくなってきます。
鏡で後ろ姿をよく見てください。「ちょっとキツキツに見えるかな」と思う場合は、周りの人からはかなりキツキツに見えていると思ってください。
また、ダメージジーンズも30代以降の方には、若すぎるアイテムと言えます。
だらしない印象を与えてしまうので、捨てるべきアイテムと考えましょう。
ここまで、断捨離して捨てるべき若い時の服の状態、アイテムについてご説明してきました。
まとめると以下のようになります。
捨てるべき若い時の服の状態
- 体のラインが見えすぎている服
- 顔が暗く見える服
- 露出が多い服
捨てるべき若い時のトップス
- 袖がピタっとしている
- ノースリーブ
- オフショルダー
- デコルテ部分が多く露出するVネック
- 可愛らしいデザイン
- カジュアルTシャツ
捨てるべき若い時のジャケット
- ピタっとしたシルエットに見えるジャケット
捨てるべき若い時のスカート、ワンピース
- 膝上、膝丈のスカート、ワンピース
- ふんわりとした形のスカート、ワンピース
捨てるべき若い時のパンツ
- ヒップラインが目立つスキニーパンツやスキニージーンズ
- ダメージジーンズ
こちらを参考にして、あなたの場合はどんな若い時の服が若作りになってしまう服か、ノートに書いておくと良いでしょう。
ただ漠然と、若い頃の服を捨てようとしても、なかなか的確に捨てることができません。
このように、しっかり基準を決めてしまうと、上手く断捨離できますね。
次の章では、この基準に従って若い時の服を捨てる具体的な方法を解説していきたいと思います。
若い時の服を捨てるための4ステップ
若い時の服を上手く捨てるために、捨てるべき状態、捨てるべきアイテムについてご説明してきました。
ここからは、その捨てるべき基準を踏まえて、スムーズに断捨離する流れをご説明していきたいと思います。
1 ステップ:若い時に買った服を全て一ヵ所に集める
まず、若い時に買った服を全て一ヵ所に集めます。床の上にどんどん重ねていくといいですね。
クローゼット、タンスの引き出しなど、場所ごとより、一気に仕分けるほうがどんどん進められるのでおすすめです。
目安として、3年以上前に買った服は、若い時の服と判断しましょう。
おそらく大量の服が積み重なるでしょう。
「若い時の服がこんなにあるから捨てなきゃ!」と思うことができるので、モチベーションアップに効果的です。
2 ステップ:捨てる服、残す服、迷う服に仕分ける
上の章でご説明した基準に従って、捨てる服をピックアップしていきます。
「このミニスカートは捨てよう」「このオフショルダーの服は捨てよう」など、明らかに若作りになる服は、どんどん捨てる服として仕分けていきましょう。
捨てる服を一旦ゴミ袋に入れていくとスムーズです。
若い時の服でも、体のラインがきれいに見える服、顔が明るく見えて、露出も多くない状態の服もあるでしょう。
そのような服は、クローゼットやチェストに戻していきます。
捨てるか、残すか迷う服は、次のステップでチェックしていきましょう。
3 ステップ:迷う服は着てみて判断する
若作りに見える状態、若作りに見えるアイテムの基準を決めても、迷ってしまう服もあるでしょう。
そのような服は着てみると判断しやすくなります。
全身鏡の前に立って、体のラインはどう見えるか、顔の印象はどうか、露出部分はどうか、じっくり見て判断しましょう。
ポイントは、前から見た姿だけでなく、横や後ろ姿も見ることです。
さらに、スマホのカメラ機能で撮影して横や後ろ姿をチェックすれば、周りの人からどう見られているのかわかるのでおすすめです。
客観的に判断して、捨てる服、残す服を決めましょう。
4 ステップ:捨てる服のうち売れる服は売る
最後に、捨てる服の処分方法を考えましょう。
ヨレヨレになっていたり劣化した状態であれば、そのままゴミとして処分しても良いでしょう。
一般的に洋服は燃えるゴミとして捨てることができます。
分別方法は、こちらの記事「断捨離した服のゴミ分別方法を解説!」で詳しくご説明していますので、よろしければご覧ください。
でも、まだ状態の良い服は、そのままゴミとして捨てるのはもったいないですよね。
その場合は売る方法を検討してはいかがでしょうか。
あなたには若すぎる服であっても、きれいな状態であれば売れる可能性があります。
出品から発送まで手間かかりますが、1枚1枚高く売りたいならフリマアプリでしょう。
断捨離した服をメルカリで売る方法は、こちらの記事「断捨離した服をメルカリで売る方法を解説!」で詳しく解説したいと思いますので、ぜひご参考ください。
値段よりも手間がかからずまとめて売りたい!という方は、買取サービスがおすすめ。
店頭買取、出張買取、宅配買取と様々な買取ショップがあるので、あなたが利用しやすい方法を選ぶと良いでしょう。
ただし買取業者は非常に多いので探すのが大変という難点があります。
実績があり、評判が良い買取ショップを探してくださいね。
当サイトがおすすめする買取ショップは「おすすめの店舗買取、出張買取、宅配買取はこちら!」からチェックしてみてください。
捨てるのではなく売る方法を考えておくと、「まだ着れるからもったいないけど、売って少しでもお金になるなら手放そうかな」と思えるので、断捨離がスムーズになるでしょう。
若い時の服を一気に集めて、基準をもとに仕分けて、さらに迷う服は着てみる。さらに売れそうな服はフリマアプリや買取サービスを利用して売ることを考えてみてください。
このような流れで断捨離すると、捨てられない若い時の服もサクサク捨てることができるはずです。
おすすめの時期は、衣替えや大掃除など、服を整理するタイミングが良いでしょう。
服を整理する時に一緒に「自分にはもう若作りになっている服はないか」をチェックして捨てていくことで、常にあなたの年齢に合った服だけを残していけるでしょう。
痛いおばさんコーデになってしまう心配はありませんね。
捨てられない若い時の服は、状態をチェックして定期的に捨てることが大切
若い時の服って、どんな状態なら捨てたらいいの?どんなアイテムを捨てたらいいの?と思うでしょう。
捨てる基準がわからないから、なかなか捨てられないんですよね。
今回ご紹介した捨てるべき服の状態、捨てるべきアイテムを参考してしていただけると、ある程度若作りの恐れがある服を絞ることができるので捨てやすくなるでしょう。
若い時の服は、まだ体が入るからOK、まだきれいだからOKではありません。
今のあなたの年齢に合った服なら若々しく見えますが、いつまでも若い頃の服を着ていると、若作りの失敗コーデになってしまうので気を付けたいですね。
衣替えや大掃除のたびに、若すぎる服はないか見直していけば、洗練された大人のおしゃれができるようになるでしょう。