「痩せたら着よう」という服が長年クローゼットの奥で眠っている方は多いでしょう。
太ったから着れなくなった服でも、いつかダイエットして痩せたら着れるかもしれないと思うと、捨てられないものです。
サイズアウトした服を捨ててしまったら「ダイエットできなくなる」「ダイエットの目標がなくなる」「痩せていた事実がなくなる」「もし痩せたら着る服がなくなる」などの不安があるから捨てられないのでしょう。
また、「どの程度サイズアウトしたら捨てるべきかわからない」「まだ傷んでないのに捨てるのはもったいない」という問題もありますね。
でも、実はサイズアウトした服は思い切って捨てたほうがダイエット効果を上げやすいのです。
今回は、サイズアウトした服を捨てることで期待できるダイエット効果や、捨てられないサイズアウト服をスムーズに捨てる方法を考えていきたいと思います。
どの程度サイズアウトしたら捨てるべきか、という具体的な基準もご紹介していきましょう。
これがわかれば、スッキリ断捨離でもできて、ダイエットにも前向きになれるはずです!
太ったから着れないサイズアウト服は捨てるのが難しい。捨てられない4つの理由
着ない服がずっとクローゼットやチェストに居座っていると、毎朝着る服が探せずにイライラしてしまいますよね。
でも太ったからサイズアウトした服でも、いざ捨てようと思うと捨てることができない方は多いでしょう。
どうして捨てたくないんだろう…と考えたことはありますか?
捨てられない理由を考えると、潔く断捨離する方法が見えてくるかもしれません。
以下のような理由からサイズアウトしても捨てられない方が多いのではないでしょうか。
捨てられない理由①:ダイエットできなくなりそうだから
痩せていた頃の服があると「またこれを着れるように痩せなきゃ」という気持ちになりますが、今の体型に合った服ばかりになると、「痩せなきゃ」という気持ちが薄らいでくるでしょう。
痩せていた頃の服を捨ててしまうと、痩せようという気持ちまで捨ててしまう感じがしますよね。
太ってしまった自分を受け入れることになると思うかもしれません。
だからこの先ダイエットできなくなりそう…と思うから捨てられないのでしょう。
捨てられない理由②:ダイエットの目標がなくなるから
このスリムジーンズをまた履けるようにダイエットを頑張ろう!など、痩せていた頃の服をダイエットの目安にする方は多いでしょう。
痩せていた頃の服は、ダイエットのバロメーターとしてわかりやすいですよね。
やせてまたあの服を着たい!という目標になる服がなくなると、何を目安に痩せればいいかわからないと思うかもしれません。
ダイエットの目標がなくなるから、サイズアウトした服でも捨てられないのでしょう。
捨てられない理由③:痩せていた事実がなくなるから
サイズアウトして着れなくなった服でも、クローゼットにあると「昔はこんなスリムな服が着れていたな…」と痩せていた時の自分を思い出すことができますよね。
痩せていた頃の服がなくなってしまうと、痩せていた事実を忘れてしまいそう、痩せていた事実がなくなりそう、と思ってしまうかもしれませんね。
痩せていた証明としてサイズアウトした服を保管している方もいるでしょう。
だからもう着れない服でも捨てられないのです。
捨てられない理由④:痩せた時に着る服がなくなるから
太ったから着れなくなった服を捨てられない理由は、痩せた時に着る服がなくなるからという方もいるでしょう。
元の痩せた体型に戻ることが100%ないのであれば、サイズアウトした服は潔く捨てることができます。
でも、ダイエットして痩せる可能性があると、その時に着る服がなくなるのは困ると思いますよね。
また一式服を買い揃えるのはお金がかかるから、捨てられずに保管してしまうのです。
捨てられない理由⑤:どれくらいサイズアウトしたら捨てるべきかわからないから
今までMサイズの服を着ていた人が、太ってしまいLサイズになったとしましょう。
その場合、Mサイズの服はサイズアウトした服ということになりますね。
でも、その服によってサイズ感に差があるので、Mサイズでもまだ着れる場合もあります。
だから、どの程度サイズアウトした状態なら捨てるべきかわかりにくい問題もあるでしょう。
「これくらいサイズアウトしたら捨てるべき」という明確な規準がないと、捨てるタイミングがわかりません。
捨てられない理由⑥:まだ傷んでないのに捨てるのはもったいないから
サイズアウトした服の中には、買ってすぐに太ったから着れなくなった服もあるでしょう。
そのような服はまだ傷んでいない状態なので、捨ててしまうのはもったいないですよね。
捨てるべきだと思っても、まだきれいな状態の服を捨てるのは罪悪感を感じてしまうもの。
だから、なかなか捨てられないケースもあるでしょう。
このように、サイズアウトした服でも捨てられない場合、様々な理由が考えれます。
まとめると以下になります。
- ダイエットできなくなりそうだから
- ダイエットの目標がなくなるから
- 痩せていた事実がなくなるから
- 痩せた時に着る服がなくなるから
- どれくらいサイズアウトしたら捨てるべきかわからないから
- まだ傷んでないのに捨てるのはもったいないから
このような問題を解消することができれば、サイズアウトした服をスムーズに、潔く捨てることができるはずです。
まず「①ダイエットできなくなりそうだから」の問題は、考え方を変えてみることが効果的。
断捨離したほうがダイエット効果が高まる場合もあるんです。
「②ダイエットの目標がなくなるから」「③痩せていた事実がなくなるから」「④痩せた時に着る服がなくなるから」の問題は、全てのサイズアウト服を捨てるのではなく、厳選して数枚残すことで解消できるでしょう。
「⑤どれくらいサイズアウトしたら捨てるべきかわからないから」の問題は、捨てるべき状態の規準を決めておくといいですね。
「⑥まだ傷んでないのに捨てるのはもったいない」については、捨てるのではなく売ることを検討してみましょう。
それぞれの解決方法について、次の章で解説していきたいと思います。
太って着れないサイズアウト服は捨てるのが正解!断捨離するとダイエット効果が高まる3つの理由
サイズアウトした服を捨てられない理由の一つとして「①ダイエットできなくなりそうだから」ということが考えられます。
痩せていた時の服を捨ててしまったら、もうダイエットしなきゃ!という気持ちが失せてしまいそうですよね。
でも、実はサイズアウトした不要な服を断捨離することで、ダイエット効果が高まるケースが多いのです。
「痩せることにポジティブになれるから」「痩せて新しい服を買う楽しみができるから」「ストレスが少なくなるから」の3つの理由により、ダイエットの効果アップが期待できるでしょう。
詳しく見ていきたいと思います。
痩せることにポジティブになれるから
痩せていた頃の服があると、「若い頃はダイエットしたらすぐに痩せられて良かったな…」「今は年齢のせいで上手くダイエットできない…」と、ネガティブになってしまうでしょう。
「若さ」に未練があると、ダイエットはなかなか上手くいきません。
確かに若い頃の引き締まった体型に戻るのは難しいもの。年齢に応じた美しい体を作ることが大事なのです。
だから、若い頃の細見の服があると逆効果になるでしょう。
若くないから痩せない…と痩せられないこを正当化してしまいがちです。
サイズアウトした服を捨てることで、今の年齢に応じた痩せ方を考えるようになるでしょう。
痩せることにポジティブになれるので、ダイエットが成功しやすくなるのです。
痩せて新しい服を買う楽しみができるから
ダイエットに成功したら痩せていた時の服を着ることを目標にダイエットを頑張っている方は多いでしょう。
でも、痩せた頃には流行遅れの服になってるかも…という心配もありますよね。
実際に痩せて昔の服を着ることができても、実はそれほどテンションは上がりません。
もちろん「こんなスリムな服が再び着れた!」というサイズ感に関する感動はあります。でも、流行遅れのデザインやカラーの服なので、サイズ感以外にときめくポイントはないですよね。
そのような服をきれいサッパリ捨ててしまえば、もし痩せた時には、その時の最旬アイテムを購入できるようになります。
痩せたら新しい服を買おう!という目標を掲げたほうが楽しみですよね。
痩せたご褒美に新しい服を買うことにしたほうが、ダイエットのモチベーションがアップするでしょう。
ストレスが少なくなるから
ダイエットの大敵はストレスです。
ストレスが溜まると食べてしまうので、ダイエットはなかなか成功しません。
サイズアウトした服を一気に断捨離することができれば、クローゼットもチェストもぐんと服が少なくなりスッキリするでしょう。
今までパンパンのクローゼットに感じていたストレスが軽減されますね。
また、一ヵ所断捨離に成功すると、食器や小物など、他のものもどんどん断捨離できるようになるでしょう。
部屋中スッキリすれば、さらにストレスが少なくなり、ストレス太りすることはなくなるはずです。
このように、サイズアウトした服を思い切って捨てることで、ダイエットが成功しやすくなる効果があるのです。
断捨離したらダイエットできなくなりそう…と心配する必要はありませんね。
太ったから着れないサイズアウト服を断捨離して捨てる方法
サイズアウトした服を捨てると、ダイエットする気が失せてしまうかも…という不安から捨てられない方は多いと思いますが、捨てたほうがダイエット効果が上がる場合が多いことをご説明してきました。
次は、実際にサイズアウトした服を断捨離して捨てる具体的な方法をご説明しながら、その他の問題の解消法を考えていきたいと思ます。
サイズアウトした服を捨てるためには、以下の流れで断捨離するとスムーズでしょう。
- ステップ1:全ての服を収納場所に出す
- ステップ2:サイズアウトした状態の服を見極めて仕分ける
- ステップ3:お気に入りの数枚だけサイズアウトした服を残す
- ステップ4:サイズアウトした服の中でベーシックな服は残す
- ステップ5:状態の良いサイズアウトした服は売る
「⑤どれくらいサイズアウトしたら捨てるべきかわからないから」の問題は、ステップで1捨てるべき規準を決めておけば解決できるでしょう。
ステップ3のお気に入りの数枚だけ残すことで、「②ダイエットの目標がなくなるから」「③痩せていた事実がなくなるから」の問題は解消されるでしょう。
「④痩せた時に着る服がなくなるから」の問題は、ステップ4でベーシック服を残すことで回避できますね。
「⑥まだ傷んでないのに捨てるのはもったいない」については、ステップ5で、捨てるのではなく売ることを検討すればいいいですね。
それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
1.ステップ:全ての服を収納場所出す
断捨離の基本は全ての服を把握することから始めるのが大事です。
クローゼットやチェストのギュウギュウに詰めている状態だとそれほど多く感じなくても、外に出してみると、量の多さに驚くことがあります。
クローゼットやチェストなど、全ての収納場所から服を出して、床の上に置いていきます。
断捨離は衣替えのタイミングで行う方が多いですが、サイズアウトした服を捨てるタイミングは、「痩せたい!ダイエットを頑張りたい!」と思ったタイミングがおすすめです。
ダイエット効果を高めるためにサイズアウトした服を捨てよう!と思うと、面倒な断捨離も頑張れるでしょう。
数時間あれば仕分ける作業ができるはずですので、思い立ったらすぐに取り組みたいですね。
2.ステップ:まだ着れる服、サイズアウトした服に分ける
床の上に全ての服を出したら、まだ着れるサイズの服、サイズアウトした服に分けていきます。
「⑤どれくらいサイズアウトしたら捨てるべきかわからないから」を解消しながら仕分けるためには、こんな状態になった服は捨てるという基準を決めておくことが大事です。
以下のような服は断捨離して捨てるべき状態と言えます。
- ウエストが窮屈な服
- 二の腕が窮屈な服
- 動くと窮屈に感じる服
- 体のラインが出る服
- 体のたるみが強調される服
まだ着れるかな…と迷った服は、その場で着てみてチェックしてくださいね。
立ったり座ってしても窮屈ではないか、動いてみて判断しましょう。
また、鏡の前で着てみる時は、前からだけでなく横や後ろからの姿もチェックしてくださいね。
いつも気付かなかったけど、背中のたるみが目立っていた…など、見えない部分がキツキツになっている場合があります。
3.ステップ:お気に入りの数枚だけサイズアウトした服を残す
まだ着れる服は収納場所に戻し、劣化した服はゴミ袋、サイズアウトした服は床の上に置いてある状態になりましたか?
次は、「②ダイエットの目標がなくなるから」「③痩せていた事実がなくなるから」の問題を解消するために、お気に入りの服だけ数枚残しましょう。
サイズアウトした服を再び着ることを目標に断捨離を頑張る方は多いですよね。
でも、全てのサイズアウトの服を残しておく必要はありません。
厳選した数枚だけ残しておけば十分でしょう。
お気に入りの数枚だけを選んでください。この服があれば、痩せていた事実を忘れることも、痩せていた事実がなくなる心配もありませんね。
4.ステップ: サイズアウトした服の中でベーシックな服は残す
次は「④痩せた時に着る服がなくなるから」の問題は解消するステップです。
せっかく痩せたのに着る服が全くなくて、全て買い直すことになったら困りますよね。
でも、トレンド色の強い服は、ダイエットが成功した頃には古臭くなっている可能性が高いです。
そこで、残すべき服はベーシックな服にしましょう。
ボーダーのTシャツ、デニム、ベーシックカラーのトップスやタイトスカート、黒いニットやワンピースなど、定番アイテムは流行に左右されにくいのでダイエット成功後に着ることができるはずです。
ただし、何着もとっておくと、どんどん残す服が増えてしまいます。
同じような黒いニット、同じようなボーダーTシャツなど、似ているアイテムはお気に入りを1枚だけ残すようにしてくださいね。
こちらのベーシックアイテム、ステップ3で仕分けたお気に入りの服は、そのまま元に戻しません。
今着ない服クローゼットはチェストに入れておくと、またごちゃごちゃ収納になってしまうでしょう。
そうならないために、何かボックスを用意して「やせたら着たい服」を収納して、クローゼットの下や上、その他の収納場所で保管しましょう。
クローゼットにギュウギュウ入れておくのではなく、大切に畳んで保管することで、その服自体の劣化を防ぐこともできますね。
5.ステップ:状態の良いサイズアウトした服は売る
サイズアウトした服の中から、「お気に入りの服」「ベーシック服」を厳選して、ボックスに入れて保管しましょう。
床の上に残った服は、捨てるべきサイズアウト服ということになりますね。
最後のステップでは、「⑥まだ傷んでないのに捨てるのはもったいない」を解消する方法として、売る方法を考えます。
サイズアウトした服ではあるけど、まだ状態の良い服は、捨てずに売る選択肢もあります。
売るのは面倒だから一気に捨ててしまいたいという方は、捨てても良いでしょう。
洋服は基本的に燃えるゴミとして捨てることができます。
でも、捨てるのはもったいないと躊躇してしまうなら、売ってお金に買えることで、スムーズに手放していけるでしょう。
手間や時間がかかっても、高く売りたい方は、フリマアプリで1枚1枚じっくり売るのがおすすめ。
断捨離した服をメルカリで売る方法は、こちらの記事「断捨離した服をメルカリで上手く売る方法」で詳しくまとめていますのでご参考ください。
手間や時間をかけずにまとめて売りたい方は、買取サービスが便利です。
ただし、店頭買取、出張買取、宅配買取など様々なタイプの買取サービスがあり、それぞれ多くのショップがありますので、選ぶのが大変かもしれません。
当サイトおすすめの買取ショップは、こちら「当サイトが厳選する店頭買取、主張買取、宅配買取のショップをご紹介」からチェックしてください。
このような流れで断捨離すると、サイズアウトした服を捨てられない問題を解消しながら、スムーズに断捨離できるでしょう。
サイズアウトした服をスッキリ断捨離してしまうと、過去の服、若かった頃の自分に執着することなく、未来に向かってダイエットを頑張ろうという気持ちになるはずです。
服がスッキリなくなると、ストレスがなくなるので、ストレス太りを防ぐ効果も期待できますね。
太ったから着れないサイズアウト服を捨てることで、ダイエットへの意識を高めていきましょう
今回は、痩せたら着ようと思って捨てられない「サイズアウトした服」の断捨離方法について考えてきました。
もう着れないキツキツ服でも、ダイエットに成功した時には着れるはず。ダイエットの目標や、痩せていた事実をなくさないためにも、痩せていた頃の服はとっておこうという方が多いです。
でも、サイズアウトした服を捨てることで、ダイエットの効果アップが期待できます。
お気に入りの服や、流行に左右されない定番アイテムだけでは、ダイエット成功後に着る服として保管しておけば良いのです。
その他のサイズアウト服は、そのまま捨てる、もしくは売ることで納得して手放していきましょう。
なかなかダイエットが上手くいかない…とお悩みの方は、サイズアウトした服を断捨離して捨てることで、クローゼットも体もすっきりスリム化できるかもしれませんね。