最近はファストファッションやノンブランドでも素敵な服が気軽に買えるので、ついつい買いすぎてしまいますよね。
そしていつの間にかクローゼットがいっぱいで入らなくなり、よし!断捨離しよう!と思う方は多いでしょう。
でも、洋服って捨てるタイミングがすごく難しいですよね。
洋服の寿命はあなた次第。何年で捨てましょうという基準はありません。
だから、どの服も「これはまだ着れるかな…」と迷ってしまい、途中で断念してしまうでしょう。
そこで今回は、難しい問題の一つである「洋服は何年で捨てるのか」という服の捨てる時期について考えていきたいと思います。
捨てる時期がわかれば、捨てる服への迷いが軽減されて、サクサク断捨離が進むでしょう。
断捨離に最適な周期やタイミング、さらに具体的な断捨離方法もお伝えてしていきたいと思います。
洋服は何年で捨てるべき?断捨離の時期や周期がわからない
洋服を捨てると部屋がスッキリして、気持ちもおしゃれ度も上がると言われます。
そんな洋服断捨離のメリットはわかっていても、肝心のルールがわかりにくいんですよね。
「服を何年で捨てるか」「どれくらいの周期ですればよいか」という捨てる時期がわからないと、断捨離するタイミングを逃したまま、いつまで経ってもクローゼットはスッキリしません。
洋服の着れる年数ってどれくらい?寿命がわからないから捨てられない
まずわからないのが、それぞれの服を捨てるタイミングです。服の寿命ってわかりにくいですよね。
食材と比べてみましょう。
例えば、冷蔵庫の断捨離をするとします。
賞味期限が切れたものは捨てる決断ができますよね。
野菜などの賞味期限の表示がないものでも、鮮度が落ちていたり、変色しているものは、迷わず捨てよう、と思います。
特売品の野菜でも、高級野菜でも同じように捨てるでしょう。
でも、服には賞味期限や、一目でわかる捨てる基準はありません。
ニットの賞味期限は3年、コートは4年など、捨てるべき年数が決まっていれば、それに応じて断捨離することができますが、服には明確な賞味期限も消費期限もありません。
服の寿命は2~4年と言われていますが、それはあくまでも目安です。
下着などの肌に直接触れるものは傷みやすく、アウターなど肌に触れないものは痛いにくいという目安もありますが、これも絶対的なルールではありません。
例えばニットの寿命は3年が一般的でも、1日おきに着ている場合と、1ヵ月に1回しか着ていない場合では、同じ3年でも全然劣化度合いが違いますよね。
同じ頻度で着ていても、手洗いをしている場合と洗濯機で洗っている場合では変わってきます。
このように、服の寿命は曖昧だから、「何年で捨てればOK」という基準がありません。
だから、「まだ着れるかな…」「もうそろそろ捨てるべき?」と迷ってしまい、上手く断捨離が進まないのです。
洋服断捨離のタイミングは?断捨離の時期がわからないから捨てられない
さらに、洋服は断捨離をするタイミングもわかりにくいのです。
先ほどの冷蔵庫の断捨離を再び例にしてみましょう。
冷蔵庫の場合は、食材が入り過ぎていて冷えにくくなった時や、腐ったものがあって異臭がしてきた時など、わかりやすいタイミングがあります。
洋服の場合は、そのように強制的に断捨離しなくてはいけない状況にはなかなかなりません。
ギュウギュウのクローゼットは見ていてイライラするかもしれませんが、生活できないほどの大問題ではないですよね。
だから、断捨離をするタイミングを逃してしまうのです。
さらに、一度断捨離しても、次いつやればいいのか、という問題もあります。
このように洋服を捨てるタイミングも、断捨離の時期や周期がわかりにくいものなんです。
それは、「服を何年で捨てるか」という問題は、あなたの状況次第だから。
服を捨てるタイミングはあなた自身が考えていく必要があるのです。
はじめはちょっと大変ですが、コツが掴めてくればそれほど大変ではありません。
捨てる服のタイミングはわかってくると、自然と断捨離する周期も見えてきます。
次の章では、洋服を何年で捨てるのか、さらに断捨離の周期について考えていきます。
洋服を何年で捨てるかはあなた次第!「服の寿命」「流行とのズレ」「あなた自身とのズレ」を考える
「洋服を何年で捨てるのか」。これは残念ながら明確な答えはありません。
だから、あなたが1枚ずつ服と向き合って、捨てるべき服なのか考えていく必要があるのです。
ちょっと大変そうに思うかもしれませんが、コツがわかってくると、スムーズに「この服は捨てるタイミング」というのがわかってくるでしょう。
そのコツとは「服の劣化具合」「流行とのズレ」「あなた自身とのズレ」の3つの角度から判断することです。
1つずつ見ていきましょう。
服の劣化具合
洋服は、食べ物のようにわかりやすい賞味期限はありません。
あなたが目で見て劣化具合をチェックしましょう。
寿命がきた服の目安は、修復不能な状態のもの。
毛玉、汚れ、シワ、ボタンが紛失した等、洗濯してもお手入れしても元に戻らない状態の服は、着ている年数に関係なく寿命がきた服ということですね。
また、着倒してヨレヨレになった服も寿命がきた服です。
新品の時のようなシルエットを保てなくなったヨレヨレ服は、もう限界だと判断しましょう。
このように服自体の寿命がきたものは、捨てるべき服と言えますね。
流行とのズレ
寿命がきた服を見分けるコツは、流行とのズレです。
服自体がきれいな状態だと、まだまだ寿命ではないように思いますが、流行遅れになっている服は、寿命がきた服と判断しましょう。
「また流行が戻ってくるかも」と思いがちですが、完全に同じ服が再び流行ることはありません。
同じような服が流行ることはあるかもしれませんが、色やデザインは微妙に違うのです。
潔く断捨離して捨てるべき服と言えますね。
流行とのズレが生じた服の目安は、最旬トレンドの色と、デザイン、素材との違いです。
例えば、数年前に流行ったプリーツスカートは薄いパステルカラーで、ふわっとした素材のものが多かったですよね。
でも、最旬のプリーツスカートはベーシックカラーで、少しマット感のある素材です。
最近、毎年プリーツスカートが流行っているな~と思っても、厳密にはどんどん変化しています。
その変化に気付かずに「微妙に古い服」を着ていると、ダサいコーデになってしまうので、しっかり服の寿命を見極めましょう。
ベーシックの服でも、毎年少しずつ変化していますので、注意してくださいね。
あなた自身とのズレ
寿命がきた服を見分けるコツは、あなたと服のズレです。
まだきれいな状態の服や、少し前までよく着ていた服でも、「なんか着たいと思わないな」という服ってありますよね。
それは、今のあなたとズレが生じてきた服だから。
服が変わることはありませんが、あなたは日々変化していますよね。
まずは外見が変化します。
年齢とともに体はふっくらしてきますし、肌のハリやみずみずしさも失われていくでしょう。
顔の雰囲気も年齢を重ねるごとに変わってきますよね。
だから、今まで似合っていたデザインや色が、「なんか合わないな」と感じてくるんです。
例えばみずみずしい若い肌の頃は、くすんだ色が似合っていても、年齢とともに肌のツヤがなくなってくると、似合わなくなってきます。
顔が暗い雰囲気になってしまうのです。
また、気持ちの面でも変わってくるでしょう。
20代の頃はきれいめ系が好きだったけど、30代になったらカジュアル系が好きになるなど、その時の気分によって服の好みも変わってきます。
だから、今のあなたとズレが生じた服は、もう役目を全うしたということで、手放しましょう。
このように、捨てる服は「何年たった服」と年数で判断するのではなく、服自体が劣化していないか、流行やあなたとズレが生じていないか、ということを寿命の判断にしていきましょう。
これを上手く見極められてば、ただ古くなったから捨てるのではなく、流行やあなたたに合わなくなったから捨てることになります。
つまり、断捨離して残ったのは、「きれいな状態」「流行に合っている」「今のあなたに合っている」服だけなので、ぐんとおしゃれ度がアップしますね。
洋服断捨離の周期は年に2回がおすすめ!衣替えに断捨離する方法
「洋服は何年で捨てるのか」という問題について考えてきました。
洋服の寿命はその服にとって違うので、一概には言えません。
年数ではなく、服自体の劣化、トレンドやあなたとズレてきた服は捨てるタイミングだと考えて断捨離してきましょう。
このように、服を捨てるタイミングがわかってくると、断捨離するタイミングと周期もわかりやすくなります。
服の劣化、トレンドやあなたとのズレをチェックするためには、数年に一回の断捨離では全然足りないですよね。
トレンドは毎年変わるものですし、服の劣化やあなたの気持ちの変化も、もっと早いサイクルで変わっていきます。
そこで、おすすめしたい目安が、衣替えの時期に行う方法です。
6月には冬服から夏服に、10月には夏服から冬服に衣替えをしますよね。
そのタイミングで断捨離も一緒にしてしまいましょう。
衣替えのタイミングだと「前のシーズンに着た服かな」と確認しやすいので断捨離がスムーズに進みます。
衣替えする服も減るので楽になりますね。
こちらの「断捨離は衣替え+大掃除がベストな理由」の記事では、年に2回の衣替えと、加えて大掃除でも断捨離するこをおすすめしていますが、今回は最低限の頻度を考えて、年に2回の衣替えの時期を断捨離のタイミングとしましょう。
年に2回の周期ということですね。
この周期なら「服の劣化」「流行とのズレ」「あなたとのズレ」を見極めながら、捨てるべき服を手放していけるでしょう。
さらに、タイミング的にも衣替えの時期はおすすめ。
「服の半量ずつ断捨離できるので1回あたりの負担が少ない」「ワンシーズン振り返って服を断捨離できる」「衣替えが楽になる」などの理由から、スムーズに断捨離を進められるからです。
このメリットを活かして、以下のような流れで断捨離すると良いでしょう。
1 ステップ:前シーズンの服を全て出して床に置く
6月の衣替えの時は冬服を、10月の衣替えの時は夏服を断捨離していきます。
まずは床の上にどんどん出していき、全体の量を確認しましょう。
衣替えのタイミングで断捨離すると、全部の服ではなく6月、10月と半分ずつできるので、それほど大仕事にはならないメリットもありますね。
2 ステップ:寿命がきた服をピックアップする
床に置いた服を1枚ずつ手に取って、先ほどご説明した「服の劣化は大丈夫か」「今のトレンドと比べて古臭くないか」「今のあなたにマッチしているか」確認して、寿命がきた服をピックアップしていきます。
衣替えのタイミングでこの作業をすると、前シーズに着た服、着なかった服で判断できるのでわかりやすいです。
前シーズンに着なかった服は、何か気に入らない要素があったから着なかったのです。
つまり「劣化している」「古臭くなっている」「あなたの合っていない」可能性が高いと判断できますね。
3 ステップ:残す服は収納し、寿命がきた服は捨てる
寿命がきた服は捨てて、残す服は、タンスの奥や衣装ケースに入れて片付けましょう。
次のシーズンの服と入れ替えれば、衣替えと断捨離の終了です。
捨てる服の分、片付ける服の量が少なくなるので、衣替えが楽になるメリットがありますね。
4 ステップ:迷った服は次の衣替えまで保留にする
もし捨てるべきか残すべきか迷った服があったら、次の衣替えまで保留にしていてもOKです。
そうすると「必ず捨てるor捨てないを決めなきゃ」というプレッシャーがなくなるので、気軽に断捨離できるようになります。
保留する服は箱やカゴに入れて「2021.10まで保留」などとメモを張っておきましょう。
そして次の衣替えの時に再度チェックして、やはり次のシーズンも着たいと思えたら残す、思わなかったら捨てると判断しましょう。
衣替えに断捨離する方法まとめ
このような方法で、断捨離すれば「服の寿命がわからないから断捨離できない」「断捨離の周期がわからないから断捨離できない」を解消することができるでしょう。
断捨離するのは年に2回、捨てる服は、年数に関係なく「劣化している、もしくはトレンドと自分に合わなくなった服」と断捨離ルールが明確になれば、断捨離がとてもスムーズになるはずです。
さらに、断捨離を習慣にできるメリットもあります。
断捨離は一度行ったら終わりではなく、定期的に行うことがとても大事です。
ダイエットのリバウンドのように、元の状態に戻らないようにするためには、継続することが大切です。
「年に2回も断捨離するのか…大変そう」と思うかもしれませんが、年に2回すれば、1回ごとの手間はそれほどかかりません。
捨てるべき服もサッと選べるようになりますし、服の総数もコンパクトになっていくので、楽に断捨離できるようになります。
衣替えに断捨離する方法の注意点
ただし、この方法で一つ気になる点が、捨てる服が多くなるということです。
今まで捨てられなかった方も、この方法だとサクサク捨てられるようになってきます。
でも、全ての服がボロボロで着れない状態ではありませんよね。
まだきれいな状態の服でも、今のあなたにマッチしない服は、寿命がきたということで捨てるので、ちょっともったいない感じがしますよね。
そこで、おすすめなのが、ただゴミとして捨てるのではなく売ってみることです。
断捨離のたびに利用する買取ショップを決めておけば、衣替えのたびにそのショップにお願いできるので便利ですよ。
当サイトでも「当サイトおすすめ買取ショップランキング」の中で、おすすめショップをご紹介しています。
人気が高く、高価買取が期待できるショップをおさえておけば、捨てる服に迷った時、「あの買取ショップに売ることにすれば損はないだろう」と思って捨てやすくなるでしょう。
洋服を捨てるタイミングや断捨離の周期は自分を基準に考えましょう
今回は、洋服は何年で捨てるべきか、断捨離はどれくらいの周期で行うべきか考えてきました。
洋服は食品のように賞味期限があるわけではないので、一概に「この服の寿命は何年」と言うことはできません。
でも、それがわからないと上手く断捨離できないんですよね。
そこで上手く捨てる服を見極めるためには、「劣化具合」「流行とのズレ」「あなたとのズレ」に焦点を絞ってチェックしてみると良いでしょう。
断捨離の周期は年に2回の衣替えの時期がおすすめ。
スムーズに断捨離できて、習慣にしていくことができるでしょう。