クローゼットや収納場所に溢れかえった服を見るたび「こんなに必要ない」「断捨離したい」と思っても、なかなか実行に移すのは難しいですよね。
断捨離は、毎日の食器洗いや洗濯などの家事とは違い、すべきタイミングが決まっているわけではないので、やる気が起きないのです。
そもそも「断捨離するタイミングや時期って決まっているの?」「いつ、どれくらいの頻度でやるべき?」と思いますよね。
そこで今回は、断捨離を成功させるための、タイミング、時期、頻度について考えていきたいと思います。
当サイトが推奨する断捨離時期は、ズバリ「衣替え」と「大掃除」のタイミング。
気持ち的に断捨離しやすく、実際に効率よくできるタイミングだからです。
衣替え、大掃除の時に断捨離すると良い理由、さらに、具体的な断捨離方法までご紹介していきたいと思います。
すべき時期がわかると、断捨離したい気持ちだけでなく、実行に移せるようになるでしょう。
服を捨てる決断は難しい!断捨離のタイミングを逃してしまう理由
断捨離したら、大量の服を見てイライラすることもなくなるし、管理も楽になりそう。
そう思って捨てようとしても、「まだ着れる服が多いから…」「思い出の服は捨てたくない…」などと思ってしまい、後回しになってしまうんですよね。
まず、断捨離のタイミングを逃してしまう問題から考えていきましょう。
まだ着れる服を捨てるのはもったいないから
クローゼットの中を見て「こんなにたくさん服あっても着ないな…」と思っても、いざ手に取ってみると、まだ着れる服が多いことに気付いてしまいます。
まだ着れる服を捨てることは「もったいない」と思い、断捨離に対して罪悪感を感じてしまいます。
だから、「わざわざ、今捨てなくてもいいかな。あと何回か着てから捨てようかな」と思って、タイミングを逃してしまうのです。
思い出の服は捨てたくないから
もう着れない状態の服であっても、思い出の詰まった服は捨てる勇気が出ません。
断捨離しようと思い、クローゼットの奥の服を出してみると、「こんな服もあったな~」「この服はあの時に着たな~」と、洋服の数だけ思い出が蘇ってくるでしょう。
そんな思い出の服を捨てたら思い出までなくなってしまいそう…と思って、躊躇してしまいますよね。
だから、断捨離したい気持ちはあっても、ついつい後回しになってしまうのです。
このように、断捨離をしようというやる気はあっても「まだ着れるのにもったいない」「思い出の服は捨てたくない」と思ってしまうと、「わざわざ今しなくてもいいかな」となってしまうのです。
だからタイミングを逃してしまうんですよね。
これを防いで定期的に断捨離するためには、いつ、どのタイミングで、どれくらいの頻度で断捨離すれば良いのでしょうか。
当サイトがおすすめする断捨離時期は、衣替えと大掃除のタイミングです。
頻度は年に3回になりますね。
季節行事として断捨離するタイミングを決めてしまえば、「あえて今しなくてもいいかな」ではなく、「断捨離の時期だから無理しても、しっかり取り組もう」という気持ちになれるでしょう。
次の章では、衣替えと大掃除の時期が断捨離のタイミングとしてベストな理由を解説していきます。
服を捨てるタイミングは「衣替え」「大掃除」の時期がおすすめ!断捨離に最適な理由とは
服を捨てるのがもったいない、思い出服は捨てたくないというネガティブな気持ちに打ち勝って断捨離をするためには、衣替えと大掃除のタイミングが良いでしょう。
断捨離するタイミングに正解はありません。
結婚する時、出産時、引っ越しの時など、節目節目に断捨離を行うのも良いですし、毎月行う方もいます。
その中でも、ちょうどいい頻度でできるのが、衣替えと大掃除の時です。
さらに、頻度的に良いだけでなく、このタイミングで行うメリットがたくさんあります。
断捨離する時期として「衣替え」「大掃除」のタイミングが最適な理由をご説明しましょう。
断捨離する時期として「衣替え」がいい理由
6月と10月に行う衣替え。冬服から夏服へ入れ替えるの6月1日、夏服から冬服へ入れ替えるのは10月1日とされています。
ご家庭でも、だいたいこの時期に、夏服と冬服の入れ替えを行いますよね。
終わった季節の服ははタンスの奥や衣装ケースなどにしまい、その代わりに、しまってあった新しい季節の服を出して、取り出しやすい場所に収納します。
ほとんどの方が、このような衣替えを行っているでしょう。
このタイミングで、服の入れ替えだけではなく「捨てる」作業もプラスするのです。
衣替えの時期に断捨離をおすすめする理由は以下のようにたくさんあります。
衣替えするために服を出すから
衣替えは、次のシーズンの服を一度収納場所から出して、前シーズンの服をしまう作業ですよね。
断捨離する時も同じように、全ての服を収納場所から出してから仕分け作業をすることになります。
そして残す服は再び収納場所にきれいにしまうでしょう。
この出し入れ作業は結構大変ですよね。
だから、せっかく衣替えで服を出し入れするのであれば、そのタイミングで行ったほうが効率的と言えますね。
捨てる服が決まりやすいから
断捨離で最も苦労するのが、捨てる服を決める作業でしょう。
もう流行遅れの服、体型に合っていない服、年齢に合っていない服でも「高かったから…」「お気に入りだったから…」と迷ってしまい、なかなか進まないもの。
でも、衣替えのタイミングで断捨離をすると、捨てる服が比較的決まりやすくなるのです。
「ワンシーズンに着なかった服」「ワンシーズンに着倒してボロボロになった服」は捨てる決断がしやすいでしょう。
断捨離する量が少なくて済むから
3年に1回、5年に1回などの頻度で断捨離する方は多いですが、そうすると、一度に捨てる服の量が膨大になります。
捨てる服を仕分けるのも大変ですし、処分するのも大仕事。だから、すごく億劫になってしまい、結局最後までできなかったり、手を付けずに終わってしまうのです。
衣替えのタイミングと決めてしまえば、年に2回は必ず断捨離することになるので、それほど多くはありません。
断捨離のハードルが低くなるので、取り組みやすいのです。
衣替えの片付けが楽になるから
衣替えのタイミングで断捨離をして服を減らしてしまえば、衣替えの作業自体が楽になります。
衣替えで片付ける服は、次のシーズンまでそのままなので、きれいに丁寧に畳みたいですよね。
だから、けっこう時間がかかるんです。
この量を減らせるので、衣替えがスムーズになりますね。
クリーニングやお手入れを省けるから
衣替えの時には、服の出し入れだけでなく、クリーニングや手洗いなどのお手入れも行いますよね。
断捨離して服を捨てれば、そんなお手入れする服を減らすこともできます。
特にコートやジャケットなどのアウターは、クリーニング代が高いですよね。
クリーニングに出してから「やっぱり捨てようかな」となったら、すごくもったいないです。
断捨離する時期として「大掃除」がいい理由
衣替えのタイミングで断捨離すると、メリットが多いことがおわかりいただけたと思います。
年に2回の頻度、6月、10月頃に行うと良いでしょう。
それだけでなく、年末の大掃除のタイミングで行うのもおすすめ。
次は断捨離する時期として、大掃除がいい理由を見ていきましょう。
掃除するために服を出すから
衣替えと同じように、大掃除の時は、収納場所を掃除するために、洋服を一度、部屋の中に出しますよね。
「服を出す→クローゼットの掃除をする→服を戻す」これだけではもったいないです。
ぜひ「服を出す→いらない服は捨てる→クローゼットの掃除をする→残す服を戻す」にすることで、大掃除も断捨離もスムーズになりますね。
捨てる服が決まりやすいから
衣替えのタイミングで断捨離する時と同様に、大掃除の時は「今年着なかった服は捨てよう」と判断することができます。
1年間全く着ていなかった服なら、今後も着ることはないと諦めやすいですね。
また、大掃除は新しい年に向けて、家をきれいにする作業です。だから、気持ちを新たにしやすいタイミングでもあるのです。
「思い出があるから捨てられない…」「まだ着れるのにもったいない…」という服も、新しい年には必要ないと思えば手放しやすくなるでしょう。
大掃除が楽になるから
掃除は物の量に応じて大変になります。
服が多ければ多いほど、大掃除は大変です。
服を出したり入れるのも時間がかかりますし、大量の服を異動して収納スペースを掃除するのも大変です。
断捨離して少しでも服が減れば、大掃除は楽になるでしょう。
断捨離する時期として「衣替え」+「大掃除」がいい理由
ここまで、衣替えを大掃除のタイミングで断捨離すると良い理由をご説明してきました。
「じゃあ、衣替えの時だけ、大掃除の時だけでもいいんじゃない?」と思うかもしれませんね。
でも、できれば衣替えの時も大掃除の時も行うのがおすすめ。
その理由は以下の3つです。
1回ごとの手間が軽減されるから
断捨離が億劫でやりたくないのは、1回の作業が大変だからです。
だから、できれば高い頻度で断捨離をするのが成功のコツ。
衣替え2回、大掃除1回で、年に3回行えば、1回ずつの断捨離はぐんと楽になります。
断捨離を習慣化させられるから
1回ずつの断捨離が楽になることで「これくらなら頻繁にやっても面倒じゃないな」と思うようになります。
だから、断捨離が習慣になりやすいのです。
断捨離はダイエットと同じでリバンドする恐れがあります。
だから、一度やって終わりではなく、とにかく継続することが大事なのです。
ダブルチェックできるから
衣替えの時期、大掃除の時期に断捨離をするとダブルチェックができるメリットがあります。
基本は、衣替えの時期に不要な服を捨てますが、どうしても捨てるべきか迷う服も出てくるでしょう。
そのような服は、一旦保留にして、大掃除の時に再度判断して捨てる、残す、を判断するとスムーズです。
ここまで、衣替え、大掃除のタイミングで断捨離すると良い理由についてご説明してきました。
まとめると以下になります。
衣替えで断捨離すると良い理由 | 大掃除で断捨離すると良い理由 | 衣替えと大掃除で断捨離すると良い理由 |
・衣替えするために服を出すから | ・掃除するために、服を出すから | ・1回ごとの手間が軽減されるから |
・捨てる服が決まりやすいから | ・捨てる服が決まりやすいから | ・断捨離を習慣化させられるから |
・断捨離する量が少なくて済むから | ・大掃除が楽になるから | ・ダブルチェックできるから |
・クリーニングやお手入れを省けるから |
このように、衣替えと大掃除に断捨離すると、様々なメリットがあることがわかりますね。
でも「断捨離するだけでも面倒なのに、衣替えや大掃除と一緒にしたら大変そう…」と思うかもしれません。
次の章では、衣替え、大掃除のタイミングで簡単に断捨離する方法とご紹介したいと思います。
断捨離の頻度は年に3回!衣替えと大掃除のタイミングで簡単に断捨離する方法
衣替えと大掃除のタイミングで衣替えをすると良い理由をお伝えしてきました。
ここからは、具体的にどんな流れで断捨離すれば良いのかご説明していきましょう。
断捨離はとても大変で難しそうと身構えてしまう方が多いですが、年に3回の頻度で実施すれば、1回の負担はそれほど大きくはありません。
以下のように簡単な流れで断捨離していくことができます。
衣替えの時に断捨離する
まずは、年に2回の衣替えの時期の断捨離です。
6月、10月を目安に、断捨離を行いましょう。
以下3ステップで進めていきます。
断捨離を習慣化させるために、一冊「断捨離ノート」を作っておくと良いでしょう。
使い方は後程ご説明していきますね。
1 ステップ:前シーズンの服を全て出す
6月のタイミングなら冬服を、10月のタイミングなら夏服をそれぞれ全て床の上に出してください。
2 ステップ:前シーズンに着た服、着なかった服に分ける
衣替えのタイミングで断捨離するメリットは、前シーズンに着た服、着なかった服で判断しやすいところ。
まず、前シーズンに着た服、着なかった服に仕分けます。
6月のタイミングなら秋冬に着なかった服、10月のタイミングなら春夏に着なかった服ということです。
3 ステップ:着た服は残す
着た服は、また次のシーズンも着ると判断して残しましょう。
クローゼットやチェストに戻してください。
4 ステップ:着なかった服は捨てるor保留する
次は、着なかった服をチェックしましょう。
「来シーズンも着ることはないな」と思うなら、潔く捨てましょう。
ただし、「またいつか着るかもしれない」「もう着ないけど思い出があるから捨てられない」などと思う服もあるでしょう。
その服は、無理に残すor捨てると決めずに、一旦保留にするのがポイントです。
残す服と一緒にクローゼットやチェストに戻してOKですが、必ず「断捨離ノート」に、保留した服として記録を残しておきましょう。
例えば、以下のように書いておくといいですね。
2021.6断捨離 | |
捨てた服 | 保留の服 |
黒ニット | カシミヤセーター |
白ニット | 黒ワンピース |
ベージュジャケット | 花柄スカート |
ダウンジャケット | スキニーパンツ |
ワイドパンツ | |
ニットワンピ |
捨てた服も書いておくと「こんなに捨てられた!」という充実感があるので、ぜひ書いておきましょう。
これは一例なので、おそらく始めての断捨離の時はもっとたくさんの「捨てた服」「保留の服」が書けるはずです。
ここまで終わったら、衣替えのタイミングで行う断捨離は終了です。
これだけなら、衣替えのついでにサクッとできますね。
大掃除の時に断捨離する
次は大掃除の時の断捨離方法です。
以下の流れで進めるとスムーズでしょう。
1 ステップ:全ての服を出す
大掃除の時は、まず全ての服を出して、収納場所を掃除しますよね。
そのタイミングで断捨離を行います。
2 ステップ:断捨離ノートをチェックして保留中の服を集める
その中から、「断捨離ノート」に保留服としてピックアップした服を集めてください。
そして、改めて新しい年にも着たい服か考えましょう。
迷う時は着てみて判断してもいいですね。
窮屈に感じたり、なんか古臭い…と感じたら、捨てる服と判断しましょう。
逆は「やはり来年も着たい!捨てたくない!」と思ったら、残す服としましょう。
3 ステップ:1年着ていない服がないかチェックする
衣替えの時点である程度、不要な服は捨てているので、それほど捨てる服はないでしょう。
最後に、全ての服をチェックして、1年以上着ていない服がないか確認してください。
もしあれば捨てる服と判断するのが賢明です。
1年以上も着ていないけど、また着るかもしれないと思うなら、「いつどこで誰と着るか」をイメージしてみてください。
「今度の子供のイベントの時に着る」など、具体的に答えられる服なら捨てる必要はありません。
でも、答えられず、漠然と「いつか着るかも」の服は断捨離すべき服と言えますね。
衣替えと大掃除のタイミングで断捨離する方法まとめ
このような流れで、衣替えと大掃除のタイミングで断捨離をしていきましょう。
しっかり時期を決めてしまえば「いつ断捨離すればいいかわからない…」というモヤモヤがなくなりますね。
年に1回の断捨離だと大変ですが、このように3回に分けて行うと、1回ずつがすごく簡単でスムーズにできます。
衣替えのタイミングで行う断捨離では「保留中」を作ることで、「捨てるべきか、残すべきか…」と思い詰めることがなくなります。
さらに、大掃除のタイミングで行う断捨離では「保留中」の服を中心にチェックするだけなので、すごく楽です。
衣替えと大掃除のタイミングで断捨離する注意点
ただし、この方法には一つ注意点があります。
前シーズンに着ていない服は捨てる、1年間着ていない服は捨てるというやり方で捨てていくと、新しい季節を迎える時に「着る服がない!」という場合もあるということです。
服が足りなくなるということは、きちんと不要な服を断捨離して捨てている証拠なので良いことなのですが、季節の変わり目に着る服がないと焦ってしまいますよね。
そうならないために、早めに次のシーズンの手持ち服をチェックしておく必要があります。
足りない場合は、新しく購入し、どんどんあなたらしいクローゼットにしていきましょう。
この点だけ気をつけておけば、とてもおすすめの断捨離方法です。
断捨離というと、一大イベントのように身構えてしまいますが、この断捨離なら、衣替えや大掃除のオマケとして行うことができるので楽に感じるでしょう。
服を捨てるタイミングは衣替え+大掃除がおすすめ!その時期ならスムーズに断捨離できるでしょう
今回は、断捨離するタイミングがわからずに躊躇している方におすすめな、ベストな断捨離の時期をご紹介してきました。
当サイトがおすすめするタイミングは、衣替えと大掃除の時期です。
頻度的には年に3回ということになりますね。
このような頻度で行っておけば、1回ずつの断捨離の負担がなく、週間的に行うことができるでしょう。
一気に断捨離しなくても、少しずつ捨てて、いつの間にかあなたにピッタリの服ばかりが厳選されていきます。
洗練されたおしゃれを楽しむためにも、年に3回断捨離に取り組んでみてはいかがでしょうか