クローゼットに服はたくさんあるのに着る服がない…この状態から抜け出すためには、断捨離してどんどん服を捨てなくては!と思って断捨離する方は多いでしょう。
でも、いざやってみると、なかなか進まないものですよね。
ガンガン捨てたら着る服がなくなるという不安や、捨てる服が選べない、高かった服を一気に捨てるのはもったいないなど、様々な気持ちが邪魔をして、つい手が止まってしまうでしょう。
でも、それは捨てる時期が悪いからかもしれません。
的確な時期に断捨離すれば、服を捨てることに対する不安や迷いを軽減して、スムーズに進められるでしょう。
その時期としておすすめなのは「衣替えの時期」です。
シーズンが終わった服を捨てるので、どんどん捨てても「明日から着ていく服がない…」という心配がありません。
ワンシーズン着なかった服からどんどん選ぶことができて、「ワンシーズン着なかったなら捨ててもいいかな」と諦めやすくなるでしょう。
衣替えの時期に断捨離すれば、「捨てられない人」から「どんどん捨てられる人」になれるはずです。
洋服断捨離はなかなか進まない。服をどんどん捨てられない3つの理由
断捨離はある程度思い切ることが大事ですよね。
だから、「さあ、どんどん服を捨てるぞ!」と勢いよく断捨離を始める方が多いでしょう。
でも、いざ始めてみると上手くいかない。どんどん捨てたい気持ちはあっても、以下のような気持ちが邪魔をするからです。
どんどん捨てる時期を知るためには、まずは捨てられない理由から考えてみましょう。
着る服がなくなったら困ると思うから
服を捨てる時に心配になるのが、着る服がなくなったらどうしようということです。
特に一気にまとめて断捨離する場合は、勢いよく大量の服を捨ててしまって足りなくなりそう…と思ってしまいます。
今、たくさんの服を持っていても着る服に迷うのに、どんどん捨ててしまったら着る服に困りそうですよね。
そう思うと、どんどん捨てることができず、結局数枚しか捨てられなかった…となってしまうのです。
捨てるべき服が選べないから
クローゼットにもチェストにも服がギュウギュウ詰まっている。部屋中にも服が散乱している状態。
それでもどんどん捨てられないのは、捨てるべき服が選べないからでしょう。
こんな服は捨てるというルールなく曖昧な基準で捨てようと思うと、「この服は捨てた方がいいかな」「捨てないほうがいいかな」と迷ってしまい進まないのです。
数枚だけ捨てるなら1枚ずつじっくり迷ってもそれほど時間がかかりません。
でも、一気に大量に捨てようと思ったら、すごく時間がかかってしまいますよね。
結局決められずに終わってしまうでしょう。
もったいないと思うから
断捨離を邪魔する気持ちとして大きいのが「もったいないから捨てられない」ですよね。
もったいないから捨てられない心理は、こちらの記事「もったいないから捨てられない理由」でも、別の角度から解説していますので、ご覧ください。
実際に買ったお金は戻ってくることがないので、もったいないわけではないのですが、どうしても服を捨てるともったいないと感じてしまいますよね。
数枚の服を捨てる場合でももったいないと思うのに、どんどん服を捨てようと思うと、その気持ちはさらに増します。
「こんなに捨てたら、いくら分捨てることになるんだろう…」と思ってしまい、断捨離が進まないでしょう。
このような理由から、どんどん捨てようと思っても、結局数着しか捨てられずに終わってしまうのです。
服を捨てたいという気持ちはあっても、どんどん捨てると何だか悪い事をしているような罪悪感を感じてしまいます。
でも、一気にどんどん断捨離することは、決して悪いことではなく、メリットが多いです。
服を一気に断捨離することができれば「服にかかる時間を節約できる」「おしゃれなコーデがしやすくなる」などの断捨離効果がより実感しやすいでしょう。
数枚の服を捨てるより、数十枚の服を捨てた方が、より断捨離効果が得られますよね。
一気に断捨離することで、リバウンドしにくく、スッキリしたクローゼットを維持しやすくなるメリットもあるのです。
それでは、どうすれば大量の服を一気にどんどん捨てることができるのでしょうか。
服をどんどん捨てるためには、断捨離する時期が重要。
その時期として最善なのが「衣替えの時期」です。
衣替えの時期なら、上記のような問題を解消して、スムーズに断捨離できるはずです。
次の章では、衣替えの時期なら「どんどん捨てられる理由」を考えていきましょう。
どんどん捨てるなら衣替えの時期がおすすめ!一気に服を捨てられる理由
服を一気に捨てようと思っても上手くいかないのは、「大量に捨てたら着る服がなくなりそう」「捨てる基準が曖昧だから選べない」「もったいないから捨てられない」の理由が考えられます。
衣替えの時期なら、このような問題を解消しやすいので、どんどん捨てることができるのです。
その理由を見ていきましょう。
服が足りなくなる心配が少ない
服をどんどん捨てられない理由は、「大量に捨てたら着る服がなくなりそう」という心配でしょう。
断捨離しすぎて明日から着る服がなくなったら困りますよね。
衣替えの時期に断捨離すれば、捨てる服はシーズンが終わった服なので、明日から着る服がなくなる心配はありません。
もし必要数の服がない場合は、半年後のシーズンに入る前に買い足せばいいですね。
ワンシーズン着なかった服は不要と判断して捨てやすいい
服をどんどん捨てられない理由は、「捨てる基準が曖昧だから選べない」「もったいないから捨てられない」ということ。
衣替えの時期に断捨離すると、これらの気持ちを軽減することができます。
ワンシーズン振り返って考えることができるので、捨てる服の基準が明確が明確になるでしょう。
「ワンシーズン全く着なかった服」は、何らかの理由で今のあなたにはマッチしない服と言えます。
体型に合わなくなっている、流行遅れになっているなどの理由からもう着たいとは思わないので、着る機会がなかったのでしょう。
そのような服は、「もう自分には不要で邪魔になってしまう服」と納得して捨てることができるはずです。
ワンシーズン着倒した服は捨てやすい
「捨てる基準が曖昧だから選べない」「もったいないから捨てられない」解消できるもう一つの理由は、着倒した服を捨てやすいことです。
ワンシーズン頻繁に着てヨレヨレになってしまった服は多いでしょう。
衣替えの時期なら、こないだまで頻繁に着ていた服という記憶が鮮明なので、「これだけ着たからもう捨ててもいいかな」と納得しやすくなります。
逆にワンシーズン着倒して寿命を迎えた服でも、一度タンスの奥に片付けてしまうと、捨てるタイミングを逃してしまうでしょう。
このように、衣替えの時期に断捨離すると「服が足りなくなる心配が少ない」「ワンシーズン着なかった服は不要と判断して捨てやすい」「ワンシーズン着倒した服は捨てやすい」という理由から、どんどん捨てることができるのです。
逆に衣替えの時期を逃してしまうと、一気にたくさん捨てることができなくなるでしょう。
でも、衣替えの時期に断捨離すると言われても、イメージが湧かないかもしれませんね。
次の章では、衣替えと平行して断捨離する具体的な方法を解説していきたいと思います。
服をどんどん捨てたいなら衣替えの時期がおすすめ!一気に断捨離する4ステップ
服をどんどん捨てて一気に断捨離したいなら、衣替えの時期がおすすめです。
シーズンオフの服を捨てるので「明日から着る服がない…」という心配がないので思い切りガンガン捨てることができます。
また、ワンシーズン着なかった服は捨てる、着倒した服は捨てる、など判断がスムーズになるのでタイミング的に良いと言えるのです。
このようなメリットを活かしながら衣替えの時期に断捨離する方法は以下の4ステップになります。
6月と10月の時期に断捨離する
衣替えは6月と10月に行うのが一般的です。
6月には冬服を片付けて夏服を出して、10月には夏服を片付けて冬服を出しますよね。
その時期に、一緒に断捨離をしましょう。
以下のような流れで行うとスムーズです。6月に行う断捨離を例にしましょう。
- 全ての冬服を収納場所から出して床にまとめて置く
- クローゼットやタンスの奥に収納していた夏服を取り出しやすい場所に移す
- 冬服を1枚ずつチェックして残す服、捨てる服に仕分ける
- 捨てる服はゴミ袋に入れて処分する
- 残す服はクローゼットやタンスの奥にきれいに収納する
このような流れで、衣替えと断捨離を一緒にすれば、服の出し入れが一回で済むのでスムーズですね。
このタイミングで断捨離すると、たくさん捨てても「明日から着る服がない」状態にはならないので、思い切ってどんどん捨てることができるんです。
例えば、6月の衣替えのタイミングで、冬服をどんどん捨てて足りなくなった場合には、半年後に冬服が必要になるまでに買っておけば良いので、焦る必要がありません。
不要な服を断捨離してから衣替えをすれば、収納するのも掃除をするのも楽になり、クリーニングに出す服もぐんと少なくなるでしょう。
まさに一石二鳥なのです。
注意点
ただし、衣替えの時に一気に断捨離すると、一つデメリットがあります。
それは、断捨離した服を売る時に高く売れないということです。
「断捨離をした服はもったいないから捨てずに売ろうと」としても、シーズンオフの服は基本的に高く売れません。
服を減らすことよりも、服を高く売ることを重視したい方は、シーズン前のタイミングで断捨離を行うと良いでしょう。
6月に断捨離するなら、冬服ではなく夏服を断捨離して、不要な分を売るという流れですね。
どうしてもシーズンオフの服を売ってしまいたい方は、少しでも高価買取が期待できる買取ショップを探してくださいね。
詳しくは、下の「手放す服を売る」の章でご説明したいと思います。
捨てる服の基準を決める
衣替えと断捨離を行う大まかな流れがわかったら、次は捨てる服の基準を決めます。
何となく捨てる、捨てないと判断しても間違いではありません。
「よく着る服」「着ない服」だけに分けて断捨離する方法もあります。
でも、一気にどんどん捨てるなら、もっとしっかり基準を決めることが大事です。
捨てるべき服のルールを決めるだけで、面白いようにどんどん捨てられるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。
衣替えの時期に断捨離するメリットは、「ワンシーズン着なかった服は不要と判断して捨てやすい」「ワンシーズン着倒した服は捨てやすい」ということです。
この利点を活かして、ワンシーズン一度も着なかった服、ワンシーズン着倒した服を捨てる服の基準としましょう。
着倒した服でも、まだ着れる状態であり、来年も着たいと思う服は捨てる必要はありません。
でも、着倒してヨレヨレになっている服、汚れやシミがある服、来年は流行遅れになる服などは、感謝の気持ちで手放しましょう。
注意点
この捨てる服の基準で断捨離する時には、一つ注意していただきたいことがあります。
それは、ワンシーズン着なかった服でもまだ着るかもしれない服があるということです。
例えば、アウトドア用の服があったとしましょう。今年はたまたま出掛ける機会がなかったけど、来年は着るかもしれませんね。
その他、冠婚葬祭用の服など、頻度は低いけど着る可能性が高い服は、ワンシーズン着ていなくても捨てずに保管しておくのが賢明でしょう。
時間を決めて断捨離する
次の方法は、服をどんどん捨てるために効果的な方法です。
捨てる服の基準を決めていても、のんびりやってしまうと「うーん、どうしようかな…、やっぱり捨てようかな、残そうかな」と迷いがちになります。
そこでおすすめなのが、時間を決めて断捨離する方法です。
タイムリミットを決めれば、その時間内で終わらせるように自然と作業が早くなるでしょう。
ポイントは、クローゼット全体で2時間などと長く設定するのではなく、トップスは15分、ボトムスは20分など、短めの時間設定をすることです。
スマホのタイマー機能で時間をセットし、アラームが鳴るまで、どんどんゴミ袋に入れていきましょう。
ゲーム感覚でどんどん進めていくと、面白くなってきますよ。
短時間で、どんどん断捨離をしていくと、一気にたくさん捨てられる自信がつきます。
短時間で意外とたくさん捨てられることができることがわかるので、断捨離を習慣化できるようになるでしょう。
注意点
この方法で断捨離すると、かなりスピーディに断捨離できるようになります。
クローゼットから服がなくなり、ゴミ袋がパンパンになっていくと気持ちがいいでしょう。
ただし、勢いがつきすぎてしまい、うっかりまだ着る予定の服を捨ててしまうことがあります。
あとから「あの服捨てるんじゃなかった!」とならないために、ゴミ袋に入れた服は、次の次のゴミの日くらいまで保管しておきましょう。
捨てる前にもう一度確認して、本当に捨てていい服なのか確認してから捨てれば安心ですね。
手放す服を売る
衣替えの時期に断捨離することで、ワンシーズン着なかった服は不要と判断して、どんどん捨てることができるでしょう。
ワンシーズン一度も着ようと思わなかったということは、もうあなたの好みに合っていないということですよね。そのような服はもうあなたには不要な服です。
でも、魅力を感じなくなってしまった服でも、まだきれいな状態だったり、あまり着なかった服の場合は、捨てることに抵抗を感じるでしょう。
そんな服もどんどん捨ててしまうためには、捨てるのではなく売るのがおすすめ。
捨てる罪悪感が軽減されるので、どんどん捨てることができるはずです。
フリマアプリやネットオークションで売ることもできますが、大量の服を1枚ずつ出品するのは大変な作業になるでしょう。
買取サービスなら、まとめて処分することができるのでおすすめです。
どんどん捨てるのはもったいないと思うのは、ゴミとして捨てるからですよね。
実際に捨てても捨てなくても購入した時のお金が戻ってくるわけではありませんが、それでも「お金を捨てたみたいでもったいない」と思いのです。
だから、捨てるのではなく売って、少しでもお金を手にできれば、もったいない気持ちは和らぐでしょう。
服を売る手間は、少量でも大量でもあまり変わりません。
一気に断捨離したほうが、大量の服をまとめて売ることができるので効率的ですね。
買取サービスは大きく3つのタイプに分かれています。
店頭買取
リサイクルショップなどのお店に服を持ち込んで買い取ってもらう方法です。
近所に店舗がある方は店頭買取がシンプルで便利ですね。
ただし、手放す服の量が多い時は、持ち運びが大変という難点はあります。
出張買取
査定員が家に来て査定、買取をしてくれる方法です。服が大量にある場合は、服を動かす必要のない主張買取が便利。
だだし、もし査定額に納得いかない場合でも、せっかく来てもらっているため断りにくいというデメリットがあります。
宅配買取
最近増えているのが宅配買取です。申し込みをすると回収ボックスが送られてくるので、そこに売りたい服を入れて買取業者に発送するだけ。
査定結果の連絡がきたら、売るor売らないを選択します。
ただし、返却の場合は送料がかかる場合があるので事前にチェックてくださいね。
注意点
このように買取サービスを利用すると、一気に服を売ることができるので便利です。
ただし、上の章でもご説明したように、衣替えの時期にシーズンオフの服を売っても、あまり高く売れないデメリットがあるのです。
高く売れなくても捨てるよりは気が楽になる、という方は良いでしょう。
でも、できるだけ高く売りたいという方は、高価買取が期待できる買取ショップを選ぶことをおすすめします。
こちらの記事「高価買取が期待できるショップ紹介」で高価買取が期待できる買取ショップをまとめていますのでご覧ください。
高価買取してもらえるショップを見つけておくと、断捨離の度にそのサービスをできるようになるので便利です。
このように以下4つの方法でどんどん服が捨てられるでしょう。
- 衣替えの6月、10月に断捨離する
- 捨てるべき服の基準を決める
- 時間を決めて断捨離する
- 手放す服は買取サービスで売る
それぞれの方法の注意点に気を付けていただけると、よりスムーズに失敗なく断捨離ができるでしょう。
少しずつ服を捨てるよりも、思い切ってガンガン捨てるほうが、スムーズに捨てられて、断捨離後の効果も見えやすいのでおすすめです。
服を捨てて少なくなると、毎朝のコーデに悩むことが少なくなります。
厳選されたお気に入り服だけでコーデするので、おしゃれが洗練されていくでしょう。
スッキリしたクローゼットなら掃除もお手入れも楽になりますね。
数枚の服を捨てるより、数十枚の服を捨てた方が、このような断捨離効果を感じやすいでしょう。
一気に断捨離することで、「苦労してこんなに捨てたから、もう増やさないようにしよう!」と、スッキリしたクローゼットを維持しやすくなるメリットもありますね。
服をどんどん捨てるなら衣替えの時期に断捨離するのがおすすめ
思うように服が捨てられない…という方は、どんどん捨てて一気に断捨離するのがおすすめです。
スムーズに捨てることができて、断捨離効果を実感しやすいからです。
でも、一気に大量の服を捨てると「こんなに捨ててもったいない」「足りなくなったらどうしよう」などネガティブな気持ちになるのも事実。
それを解消するためには、「衣替えの時期に行う」のがベストなタイミングと言えます。
明日から着る服がなくなる心配はないので、ガンガン思い切り捨てることができるでしょう。
ワンシーズン着なかった服は捨てる、ワンシーズン着倒した服は捨てる、などの判断がつきやすいメリットもあります。
一度勢いよく捨てられた経験ができると、その後も定期的に断捨離できるようになるでおすすめです。