断捨離した服をフリマアプリやネットオークションなどで売る方法もありますが、やはりシンプルにゴミ袋に入れて捨てようという方は多いでしょう。
でも、大量に出た不要な服はどうやってゴミとして捨てれば良いのでしょうか。
ゴミ袋に入れて捨てて大丈夫?燃えるゴミ?燃えないゴミ?など、改めて考えるとわからなくなりますよね。
そこで今回は、断捨離した洋服を捨てる方法について、詳しく解説していきたいと思います。
服は基本的に燃えるゴミとしてゴミ袋に入れて捨てることができます。
しかし、いくつか気をつけていただきたい注意点がありますのでご説明していきましょう。
また、ゴミ袋に入れて出す手間や、ゴミ袋代を節約したいという方は、段ボールに入れて買取業者に送ってしまうという方法もありますので、合わせてご紹介したいと思います。
断捨離の時の服の処分方法がわかると、不要な服をどんどん捨ててスッキリできるでしょう。
断捨離した時の洋服の処分方法がわからないと断捨離が進まない
断捨離してみると、着ていない不要な服がたくさんあったことに驚くでしょう。
最近は質の高いプチプラ服がたくさんあるので、ついつい着いすぎてしまい、結局あまり着回せずに終わってしまいますよね。
だから、断捨離の時に出る服の量はかなり大量です。
家族全員の捨てる服を合わせたら100着以上…なんてこともあるでしょう。
でも、その大量の服の捨て方がわからないと処分することができず、いつまでも家の中にごちゃごちゃと置いたままになってしまうでしょう。
わかりにくいポイントは2つ。洋服は何ゴミとして出せば良いのか。もう1つは大量の服をゴミ袋に入れて出していいのか、ということです。
洋服は何ゴミとして出せばいいかわからない
断捨離で捨てる服は、夏服や冬服など様々な生地のものでしょう。
綿100%、ポリエステル、ナイロン、ウールなど様々な素材ですよね。
さらにボタンやファスナーや金具など、様々な装飾もついている服もあるかもしれませんね。
だから、何ゴミとして捨てればいいのかわかりにくいですよね。
様々な生地の服の分別方法がわからないから、処分できないのです。
燃えるゴミとして出したところ、回収不可と判断されて収集してもらえなかったら困りますよね。
回収されずゴミ置き場に残されてしまったら、近所迷惑になってしまうかもしれません。
大量の洋服はゴミ袋に入れて出していいかわからない
数枚の服なら、普段のゴミと一緒に出すことができるかもしれませんね。
でも、何十枚もある場合は、そのまま出していいのか、粗大ごみとして出すべきなのか、もしく分別すべきなのか迷ってしまいます。
捨てる服が多ければ多いほど、迷ってしまうでしょう。
このように、断捨離では「様々な生地の服」「大量の服」を捨てることになるので、いつものゴミと同じように捨てていいのかしら…と迷ってしまうんです。
捨て方に関するモヤモヤがあると、なかなか思い切り断捨離ができませんよね。
逆に、捨て方がバッチリわかると、ガンガン捨ててスッキリすることができるでしょう。
次の章では、今さら聞けない洋服の捨て方についてご説明していきたいと思います。
今さら聞けない!断捨離した時の洋服をゴミ袋に入れて捨てる方法
せっかく断捨離して必要な服、不要な服に分別できても、捨て方がわからないと、なかなか処分できません。
服の捨て方に悩む理由は「様々な生地の服があるから分別方法がわからない」「大量にあるからゴミ袋に入れて出していいかわからない」の2点でしょう。
この問題を明確にした上で、さらに洋服を捨てる時の注意点をご説明していきたいと思います。
断捨離した洋服を捨てるルール
まずは、断捨離した様々なタイプの服、大量の服を捨てる時に守るべきルールから見ていきましょう。
これをおさえておけばスムーズに処分することができます。
燃えるゴミとして捨ててOK。ただし自治体のホームページはチェックしておくことが大事
洋服の生地は綿100%、ポリエステル、ナイロン、ウールなど様々ですが、基本的にまとめて燃えるゴミとして捨てることができます。
また、ファスナーやボタンなども、基本的に燃えるゴミでOK。
ほとんどのファスナーやボタンは樹脂製のものなので燃えるゴミに分別することができるのです。
一般的なファスナーやチャックなどの捨て方に関しては、こちらの記事「服を捨てる時、ファスナーやチャックはどうすればいい?」もご参考ください。
ただし、金属製の付属品がついている場合には、お住まいの市区町村の自治体の指示に従いましょう。
ファスナーやボタンを切り離して分別するよう指示している自治体もあります。
その場合は、ファスナーとボタンはハサミで切り離して、不燃ごみとして捨てましょう。
ゴミは自治体の定めるルールを守って処分する必要がありますので、念のため自治体の情報を確認しておくと安心ですね。
「ゴミ分別 〇〇(お住まいの地域)」で検索するとすぐに確認することができます。
そもそもどうして自治体によってゴミの分別ルールって違うの?
違う市区町村に引っ越したら、以前のゴミの分別ルールと全然違うからびっくり!というケースがよくありますよね。
そもそもどうして自治体によってゴミの分別ルールが違うのかご説明しておきましょう。
ゴミの分別を行うのは資源の再活用によって、ゴミの排出量を減らすことが一つの目的です。
ゴミは、燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミの4つに分別して捨てることになります。
このゴミに関わるルールは、法律上、各市区町村が独自に決めることになっているのです。
また、焼却設備の処理能力によっても分別方法は変わってきます。
例えば、最新式の焼却設備は高温処理ができて有害ガスも発生しないので、プラスチックでも燃えるゴミとして処理できるのです。
このような理由から、自治体によってゴミの分別方法は大きく異なります。
少し話がそれてしまいましたが、とにかく、ゴミを出す時には、自治体の指示に従う必要があるということです。
ゴミ袋に入れて捨ててOK。目安は3袋ずつ出す
服が大量であっても、粗大ゴミではなくゴミ袋で捨ててOKです。
みなさんご存知だとは思いますが、断捨離した服を捨てる流れを確認しておきましょう。
1.ゴミ袋を買う
自治体の指定ゴミ袋を買いましょう。
大サイズ(40L、45L)で、1枚40円程度が相場です。
1枚20円以下の地域もありますが、東京23区の場合は1枚80円の地域もあります。
ゴミ袋の大きさは、「特小10L」「小20L」「中30L」「大45L」とありますが、一番大きなサイズを買った方が割安になりますので、断捨離用に買うなら大サイズがおすすめです。
2.服を入れて口を縛る
ゴミ袋に捨てる服を入れていきます。
ゴミ袋の口をきつく縛って、服がはみ出ないようにしましょう。
3.燃えるゴミの取集日に出す
燃えるゴミの収集日にゴミ収集所に持っていきます。
ここで大事なのが、一度に出すゴミ袋の数です。
断捨離した服はどんなに大量であっても燃えるゴミとしてゴミ袋に入れて出してOKですが、一度に出すのはNGです。
目安にはなりますが、一度に出せるゴミ袋の数は3袋が一般的。アパートなどの小さいゴミ置き場の場合は、2袋までという場合もあるでしょう。
例えば、断捨離して10袋のゴミ袋の量になったら、4回くらいに分けて出すようにしてくださいね。
断捨離した洋服を捨てる時の注意点
このように、洋服をゴミとして捨てる時は、基本的に燃えるゴミでOK。大量にあっても、1回3袋程度にすれば、何袋でも出してOKということがおわかりいただけたと思います。
ここからは、さらに断捨離した服を捨てる時の注意点を見ていきましょう。
ゴミ袋に詰めすぎない
ゴミ袋代がもったいないと思い、ギュウギュウに入れたくなりますが、詰めすぎないように注意しましょう。
服は意外と重さがありますので、満杯に服を詰めてしまうと、運ぶ途中で重みにより破けてしまう恐れがあります。
少し余裕をもって入れるようにしましょう。
目安として、女性でも軽く持てるくらいの重さがいいですね。
ゴミを出すのは6時~8時
何袋もゴミがあると、夜のうちに出しておきたくなりますがNGです。
ゴミはできるだけ出している時間を短時間しておく必要があります。
そうしないと、いつもゴミ置き場のゴミがある状態なり、環境が悪くなるからです。
カラスにゴミ袋を荒らされてしまう心配もありますね。
洋服は腐るものじゃないから早めに出しておこうとは思うかもしれませんが、早朝出すように注意してくださいね。
資源ゴミとして捨てる場合は晴れた日に出す
まだ着れる上や胃の衣服は、燃えるゴミではなく資源ゴミとして捨てることもできます。
ただし、汚れた服や濡れた服は資源ゴミとしてはNG。汚れたり濡れた状態の服は「燃えるゴミ」として捨てましょう。
資源ゴミとして出す場合には、資源ゴミ回収日を確認の上、場所と時間を守って出してくださいね。
資源ゴミについては、こちらの記事「普通ゴミ、燃えるゴミ、資源ゴミ、生ゴミの分類を詳しく解説!」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
断捨離した時の洋服をゴミ袋に入れて捨てる方法まとめ
ここまで、断捨離した服をゴミ袋に入れ、自治体のゴミとして捨てるルール、注意点をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
燃えるゴミとして捨ててOK。ただし自治体のホームページはチェックしておくことが大事
- ゴミ袋に入れて捨ててOK。目安は3袋ずつ出す
- ゴミ袋に詰めすぎない
- ゴミを出すのは6時~8時
- 資源ゴミとして捨てる場合は晴れた日に出す
このように詳しいルール、注意点がわかると、漠然と「大量の服ってどうやって捨てればいいんだろう…」というモヤモヤがなくなるでしょう。
ゴミ袋を買って、自治体のホームページをチェックしたら、あとはガンガン捨てることができますね。
断捨離した時の洋服をゴミ袋に入れて捨てる方法のデメリット
このように、断捨離した服を自治体のゴミとして捨てるのは、一番シンプルで簡単な方法です。
しかし、いくつかデメリットがあります。
ゴミ袋が高い地域の方の場合は、ゴミ袋代が意外と嵩んでしまうということです。
例えば、東京都武蔵野市は40Lで1枚80円なので、20袋捨てようと思ったら1600円になってしまいます。
服だけでなく他のものも断捨離する場合には、結構なゴミ袋代になることは覚えておいてくださいね。
また、ゴミ収集所が遠い場合は、何度もゴミ服を運ぶ労力もかかりますね。
もし、全く費用も労力もかけずに服を処分したい!という方の場合は、おすすめの方法があるのでご紹介しておきましょう。
それは、ダンボールに服を詰めておくる「宅配買取」です。
次の章で詳しくご説明しましょう。
断捨離した服を費用をかけずに捨てるならダンボールで送る宅配買取がおすすめ!
断捨離した服をゴミ袋に入れて捨てるのはシンプルな方法ですが、ゴミ袋の代金がかかること、持ち運びが大変というデメリットもあります。
少しでも費用をかけずに、そして楽に処分したいなら、宅配買取を利用する選択肢もあります。
宅配買取のメリットデメリットをご説明しましょう。
宅配買取のメリットは費用も手間もかからずに利用できること
宅配買取のメリットは、費用も手間もかからずに服が処分できて、さらにお金になるということです。
利用方法は簡単。
まず、買取業者にメールか電話で依頼をすると、回収キットとしてダンボールが送られてきます。
その中に売りたい服を入れたら、指定の配送業者に集荷に来てもらうだけ。
あとは、メールか電話で査定結果の連絡がくるので、納得できたら売る、納得できない場合は、返却してもらうか、そのまま処分してもらうことになります。
宅配買取のデメリットは買取不可の服を送った場合は送料がかかること
デメリットは、返却する場合に送料がかかる場合があることです。
買取業者ごと、それぞれ「買取できる服」「買取できない服」が決まっています。
例えば、ノンブランド服は「買取できない服」だった場合、もしファストファッションの服を送ってしまうと、自動的にお客様負担で送り返されてしまうことがあるのです。
また、様々な買取業者があるので、信頼できない業者を利用してしまうと、送料無料と謳っているのに送料がかかったり、タダ同然の買取額にしかならないなど、トラブルが起きる場合もあります。
宅配買取を利用する注意点
ダンボールに詰めておくるだけの宅配買取は、とても便利でお得なサービスであることは間違いありません。
トラブルを防ぐためには、「買取できない服」を事前にチェックして送らないようにすること。
買取業者のホームページから「買取できる服」「買取できない服」はチェックすることが可能です。
さらに、実績があり口コミ評判の良い業者を選ぶことが大事です。
こちらの記事「失敗ない買取ショップの選び方、おすすめショップ紹介」のおすすめショップなら、安心して利用できるのでチェックしてみてくださいね。
評判の良い買取ショップなら、トラブルの心配は少ないでしょう。
断捨離した時の洋服はゴミ袋で捨てるのがおすすめ!さらにダンボールで送る宅配買取も便利
今回は、断捨離した服を捨てる基本的な方法についてご説明してきました。
不要になった服は様々な方法で手放すことができますが、最もシンプルな方法は自治体のゴミとして捨てることです。
断捨離した服は、様々な生地の服があったり、大量にあることで「どうやって捨てれば良いの?」と迷う方もいるでしょう。
でも、基本的に洋服は燃えるゴミとして捨ててOK。ゴミ袋に入れれば、何袋でも出すことができます。
ただし、1度に出すのは3袋が目安。それ以上出す場合には、何回かに分けて出すようにしましょう。
また、ゴミ袋代も運ぶ手間もかけずに処分したいなら、ダンボールに服を入れて売ることができる宅配買取もおすすめです。
このように、洋服の捨て方が明確になると、スムーズに断捨離できるようになるでしょう。