おうち時間が増える中、部屋に溢れかえった服を見ると気が滅入ってしまいますよね。
でも、断捨離しようと思っても何から手を付けていいのか…悩んでいる方は多いでしょう。
冷蔵庫や食器棚の断捨離は比較的簡単にできても、洋服は量が多いし、捨てる基準がわからないし、何よりもったいない気持ちもあり、捨てる決心が揺らいでしまうものです。
でも、ちょっとしたコツを知ることで、断捨離は意外と簡単にできるものでもあります。
そのコツとは、「簡単な方法から試す」「捨てる服の基準を決める」「買取サービスで売る」「失敗しない方法を考える」の4つです。
この方法を実践すれば、なかなか挑戦できない洋服断捨離をやり遂げることができるでしょう。
具体的にすぐにできる方法をご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてください。
洋服断捨離は難しい!捨てる服の処分に困る4つの理由
冷蔵庫の中のものなら賞味期限切れのものは捨てる、まだ食べれるものは残す、とサクサク断捨離することができます。
でも、洋服の断捨離は大量の服をいる、いらないに仕分けることになるのでなかなか大変な作業です。
もったいないから捨てられない服が多いことも断捨離のハードルを上げる理由でしょう。
また、「捨て過ぎたらどうしよう」という不安もあるのでさらに服の処分に困ってしまいます。
まずは捨てる服の処分に困る理由から考えていきましょう。
たくさんの服を捨てるから処分方法がわからない
あなたの理想とするクローゼットにはどれくらいの服がありますか?
ミニマリストのクローゼットや、セレクトショップの売り場のように余裕のある服の量が理想だと思います。
それでは、その服の数とあなたの服の数を比べて、何枚くらい捨てれば良いでしょうか。
断捨離する方の服の数によって異なりますが、おそらく「大量に捨てないとミニマリストにはなれない…」という方が大半でしょう。
断捨離をしようと思ったら、とにかく大量の服を処分することになるです。
衣替えのたびに数枚の服を処分する時や、ボロボロになった服を捨てる時は簡単にできても、何十着もの服を捨てる断捨離はハードルが高く感じてしまいますね。
どんな服を捨てればいいのか基準がわからない
断捨離で最も難しい作業は処分する服を仕分ける作業です。
明らかに捨てる服、明らかに残す服は決まっても、「流行遅れだけど高かったから捨てられない服」「少しきついけど痩せたら着たい服」など曖昧な服が多いでしょう。
捨てる基準がわからないと、処分することができません。
もったないから捨てられない
断捨離をして処分する服はボロボロになった服だけではありません。
まだ着れる状態の服だけど、今のあなたに不要な服を捨てていくことが大事です。
「ほとんど着ないままに流行遅れになってしまった服」
「まだきれいな状態だけど年齢的に若すぎる服」
このような服を捨てることで、今のあなたにピッタリの服だけを残すことができるのが、断捨離の醍醐味です。
でも、今のあなたにマッチしない服であっても、まだ着れる状態の服を処分するのはもったいないと感じてしまいます。
この「もったいない気持ち」が断捨離にブレーキをかけてしまうのです。
失敗しそうで捨てられない
断捨離ではまだ着れる状態だけど不要な服をどんどん捨てていくことが大事です。
だから「まだ必要な服まで捨ててしまったらどうしよう…」という失敗に対する不安もあるでしょう。
100円ショップで買ったようなものなら、サクサク断捨離して処分することができますが、数千円、数万円で買った服をどんどん捨てるのは身構えてしまいます。
だから「もしかしたら使うかも」と思ってしまい、スッキリ処分することができないのです。
このように、何となく断捨離したいと思っていても、いざ手を付けてみると処分の仕方に難しさを感じてしまうのです。
反対に、これらの「服の処分に困る理由」を解消することができれば、断捨離は意外とスムーズに進められるかもしれません。
次の章では、これらの問題を解消しながら、捨てる服の処分方法のコツをご紹介したいと思います。
もう迷わない!洋服断捨離で捨てる服の処分方法の4つのコツ
洋服断捨離したいと思っても、捨てる服の処分に困る理由は以下の4つが考えられます。
- たくさんの服を捨てるから処分方法がわからない
- どんな服を捨てればいいのか基準がわからない
- もったないから捨てられない
- 失敗しそうで捨てられない
これらを解消する服の捨て方がわかれば、スッキリ断捨離してミニマリストのクローゼットに近付くことができるはずです。
そのためにおすすめしたい方法は、以下の4つのコツです。
- 簡単な方法から試す
- 捨てる服の基準を決める
- 買取サービスで売る
- 失敗しない方法を考える
それぞれの方法について詳しくご説明していきましょう!
まずは断捨離のハードルを下げる!簡単な方法から試してみよう
「たくさんの服を捨てるから処分方法がわからない」を解消するためには、簡単な断捨離方法を試してみることです。
断捨離して一気に洋服を捨ててしまおう!と考える方は多いと思います。
一度に全ての服を断捨離する方法、クローゼットだけ一気に断捨離する方法などもありますが、大変な作業になるでしょう。
だから「たくさん服がありすぎて処分方法に困る…」となってしまうんですよね。
そうならないために、はじめは簡単な断捨離方法から始めてみましょう。
以下の3つの断捨離方法は、特にすぐにできて結果が見えやすいのでおすすめです。
一箇所から断捨離する
断捨離をしようと思うと、全ての服、クローゼットの服全部など、大量の服を一気に処分しようと思いがちですが、少しずつ断捨離してもいいんです。
引き出し1段だけ、クローゼットの右半分だけなどスペースを限定したり、スカートだけ、シャツだけなどカテゴリ別に断捨離しても良いでしょう。
ボリュームのある服から断捨離する
さらに簡単に断捨離効果を得られる方法は、ボリュームにある服から断捨離することです。
半袖Tシャツ10枚を捨てるよりも、厚手のニットを10枚処分したほうが引き出しはグンとスッキリしますよね。
コートやジャケットなどのアウターならさらに良いでしょう。
ボリュームのある服に狙いを定めて断捨離してみてください。
衣替えのタイミングに断捨離する
断捨離をするタイミングとしておすすめなのが衣替えの時期です。
ワンシーズンを振り返り、頻繁に着た服は残す、1回も着なかった服は潔く捨てる、と判断しやすいからです。
6月、10月の衣替えの時期だと比較的簡単に断捨離ができるのでおすすめです。
衣替えの手間も省けるので一石二鳥ですね。
上手く捨てるコツ
まず、このように簡単な方法から始めてみて、どんどんレベルやペースを上げていくのがコツです。
「今回の衣替えでは引き出し1段分のニットだけ断捨離する→来週末には引き出し2段分のボトムスを断捨離する」というように少しずつ範囲を広げながら、一度に断捨離する量も増やしていけば、全ての服の断捨離を終えられるでしょう。
時間をおいてしまうとやる気が失せてしまうこともあるので、週1ペースを目安に頑張ってみてください。
週末ごと、1時間断捨離タイムにするといいですね。
注意点
全ての服を一気に断捨離するメリットは、全体像を把握しながら的確に服を処分できるからです。
逆にこのように少しずつ断捨離すると「このスカートは残したいけど、合わせるはずのトップスは前回捨ててしまった…」などの失敗が多々起きてしまいます。
1箇所ずつ断捨離する場合は、1回に捨てる服の量はそれほど多くはないでしょう。
だから1枚ずつ「この服が必要になるアイテムはないか」をチェックすると安心ですね。
このように1箇所だけ、ボリュームのある服から、衣替えの時期に断捨離することで、簡単に断捨離することができて、断捨離効果を実感することができるでしょう。
引き出し1段だけでも、ギュウギュウに押し込まれていた服がなくなり、美しく畳んで収納できるようになったら、充実感があるはずです。
これならもっと頑張れそう!とモチベーションを上げながら断捨離を最後までやり抜くことができますね。
断捨離はルールが大事!捨てる服の基準を決めよう
「どんな服を捨てればいいのか基準がわからない」を解消するためには、捨てる服の基準を決める必要があります。
直観で「この服はいる!」「この服はいらない!」と判断していく処分方法もありますが、曖昧な基準だとわかりにくい方は、きっちり基準を決めることをおすすめします。
以下のような流れで処分していくと良いでしょう。
捨てる服の基準を明確にする
まず、捨てる服の基準を明確にします。
ノートとペンを準備して、捨てる服の基準を書いていきましょう。
当サイトが推奨する捨てる服の基準は以下のようになります。
- 1年以上着ていない服
- 流行遅れの服
- サイズアウトした服
- ライフスタイルに合っていない服
- 汚れたり壊れている服
捨てる服の基準については、こちらの記事「捨てる服を見極める方法とは?」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
このような服は、値段に関係なく、今のあなたには不要な服です。
あなたのおしゃれ度を下げてしまう古い服を判断して処分するのが賢明でしょう。
捨てる服、捨てない服、保留する服に仕分ける
ノートに書いた捨てるの基準を見ながら、1枚ずつ服をチェックして「捨てる服」「捨てない服」に仕分けていきましょう。
ここでポイントが、捨てるか捨てないか迷った服があれば「保留の服」に分類してOKということ。
これで断捨離の難しさが、だいぶ軽減されるでしょう。
保留する服は着てみて判断する
保留した服は、着てみて判断します。
手に取って判断に困る服でも、着てみると「しっくりくる」「しっくりこない」がわかりやすくなるでしょう。
着てみてやはり捨てようと思ったら捨てる服、捨てたくないと思ったら捨てない服に分けていきます。
上手くいくポイント
このように基準を決めて「捨てる」「捨てない」「保留」に分けていくと、スムーズに処分できるでしょう。
この方法で難しいのは、保留する服を「捨てる」「捨てない」に仕分ける時です。
着てみて判断できる服はいいですが、どうしても迷ったら一か月程度保留してみると良いでしょう。
段ボール箱などに入れて「トップス2021年7月~8月まで保管」などと記入しておきます。
シーズン中の服なら8月末になった時点で何度か着る機会があったなら、その服はまだ捨てない方が良いですね。
全く着る機会が無かったなら、納得して捨てることができるでしょう。
シーズンオフの服の場合は、1ヵ月後に気持ちが変わっていなければ捨てる、やはりとっておきたいと思ったら捨てないと判断するのがおすすめです。
注意点
捨てる服の基準を決めると、効率よく服の処分ができるようになります。
ただし、あまりにも「捨てよう、捨てよう」という気持ちになっていると、断捨離はつまらないものに思えてしまうでしょう。
断捨離の本当の目的は捨てることではなく、好きな服だけを残すことです。
「捨てなきゃ、捨てなきゃ」とストレスに感じてしまったら、残したい服も選んでいきましょう。
「この服は大好きだから残そう」「この服はスタイル良く見えるから残そう」と選んでいくと、楽しく断捨離ができますよ。
このように捨てる服の基準を決めて断捨離をルール化してみると、「どんな服を捨てればいいのかわからない…」と途方に暮れることがなくなるはずです。
一度「捨てる服リスト」のノートを作成しておくと、毎回断捨離をするたびに参考にできるのでおすすめです。
もったいないなら捨てずに売る!まだ着れる服は買取サービスで売ろう
「もったないから捨てられない」を解消するためには、捨てるのではなく「売ること」を検討してみましょう。
ゴミとして捨てるのはなく、売ってお金に変えることができれば「もったいない」気持ちが軽減されて、スムーズに処分できるようになるはずです。
古着を売る方法は、フリマアプリやネットオークションなどもありますが、断捨離した服をまとめて売りたいなら買取サービスが便利でおすすめです。
買取業者というと、リサイクルショップでの店頭買取が思い浮かびますが、最近は出張買取や宅配買取で賢く服を売ることもできます。
3つの買取方法を見ていきましょう。
店頭買取で売る
リサイクルショップやブランド専門の買取ショップなどに服を持ち込んで買い取ってもらう方法です。
お店の営業時間内なら好きな時間に利用できる気軽さがありますね。
近くにちょうど良い店舗があるなら一度試してみてはいかがでしょうか。
出張買取で売る
自宅に査定員が来てくれて、自宅で査定、買取をしてくれるのが出張買取です。
ブランド服を専門に扱う出張買取が多いので、状態の良いブランド服がたくさんあるなら、出張買取を試してみると良いでしょう。
宅配買取で売る
最近人気を集めているのが宅配買取です。
事前に申し込みをすると回収キットが送られてくるので、その箱やバックに売りたい服を入れて買取業者に送るだけ。
申し込み、発送、査定結果など、一連の手続きを全てWEBでできるサービスもあるので、忙しい方でも気軽に利用できるでしょう。
上手く処分するコツ
買取サービスを利用すると簡単に服を売ることができるので、特に断捨離した時のように大量の服を処分したい時におすすめです。
せっかく利用するなら、少しでも高く売りたいですよね。
買取サービスを上手く利用するコツは、きれいにお手入れしてから売ることです。
クローゼットの奥にずっと入っていた臭いや汚れがある服だと、ハイブランド服であっても、印象はグンと悪くなってしまいます。
「どうせ売るからいいや」と思わずに、洗濯をしてアイロンをかけるという一手間で査定額が上がる場合がありますので試す価値があるでしょう。
注意点
気軽に利用できる買取サービスですが、買取業者が多すぎて選べないという難点があります。
選択肢が多いのは良いのですが、どんなショップが自分に合っているか見極めるのが大変なんです。
選ぶポイントは口コミが良く、査定実績が多いショップがおすすめ。専門的な査定員がいることも重要なポイントですね。
もっと簡単に「このショップがおすすめ!」という情報を知りたい方は、こちらの記事「当サイトおすすめ買取ショップのご紹介」をご覧ください。
買取サービスを検討する場合は、ぜひ断捨離をする前に決めておくと良いでしょう。
そうすれば、「処分するのがもったいないな…」という服があった場合でも「あのショップに売れば少しお金になりそうだから手放そう」と処分しやすくなるはずです。
一度お気に入りの買取ショップが見つかると、毎回服を処分するたびに利用できるのでおすすめです。
買取サービスは基本的に無料で利用することができます。
査定料、出張料、送料などはかかりませんので、一度試してみてはいかがでしょうか。
これなら失敗しない!捨て過ぎずない方法を考えよう
「失敗しそうで捨てられない」を解消するためには、捨て過ぎず、残し過ぎない方法を考えることがおすすめです。
断捨離が楽しくなってくる「あれも捨てよう!」「これも捨てられる!」とどんどん捨ててスッキリしたくなってきます。
不要な服であればどんどん捨ててOKなのですが、勢いで必要な服まで捨ててしまうこともあるので注意が必要です。
そんな失敗を防ぐためには、「着る機会がないか考える」「1シーズン7コーデできるか考える」「写真を撮っておく」ことがおすすめ。
詳しく見ていきましょう。
着る機会がないか考える
断捨離で「捨てなきゃよかった!」と失敗する服は、結婚式のお呼ばれ服や、入学式用のスーツ、喪服などが多いです。
つまり、頻度はすごく低いけど、着る機会がやってくる可能性が高い服ですね。
しかも、このようような服は流行に左右されにくいので、時間が経っても着れるものです。
そのような服まで捨てないためには、捨てる服を1枚ずつチェックして「この服を着る機会はあるか」具体的にイメージしてみることが大事です。
もし着る機会があっても、他の服で代用できるなら捨ててOK。
着る機会があって、かつ、他の服で代用できない場合は捨てずにとっておきましょう。
1シーズン7コーデできるか考える
断捨離して服を捨て過ぎると、「何だか毎日同じようなコーデになってしまう」という失敗があります。
そこで残す服を決めた段階で、1シーズン7コーデずつできるかチェックすると良いでしょう。
平日仕事の方でも、最低限平日5コーデ、さらに週末の2コーデがあれば何とか着回すことができるでしょう。
毎週同じコーデは嫌だから14コーデ分残す、週末用のコーデはもっと欲しいなど、あなたのライフスタイルに合わせて残すコーデを考えてくださいね。
写真を撮っておく
断捨離してどんどん捨ててしまうと、クローゼットがガラガラになってしまう場合もあります。
一度勢いがつくと、どんどん捨てたくなってしまうことがあるんです。
それを防ぐためには、クローゼットやチェストのベストの状態の服の量を写真に撮っておくのがおすすめです。
人の記憶は曖昧なので、「あれ?こんなに服が少なかったっけ?多かったっけ?」とわからなくなるもの。
断捨離の度に、ビフォーアフターを撮っておくなど、写真を撮る習慣をつけると良いでしょう。
上手く処分するコツ
捨て過ぎて失敗することなく、ちょうど良く服を処分するためには、断捨離するゴールをイメージしておくことが大事。
それがわからないから、どんどん捨てたくなってしまうことがあるからです。
憧れのミニマリストのように、クローゼットに7割くらいの枚数の服を収納しておきたい、1シーズンお気に入りの10コーデができるような服の量にしておきたい、など具体的にイメージしておくと、常にちょうどよい数の服に断捨離しやすくなります。
注意点
捨て過ぎないことに注意すると、逆に残し過ぎになるデメリットもあります。
断捨離は残す服、捨てる服のバランスが大事です。
でも、はじめは正しいバランスがわかりにくいと思います。
あなたのライフスタイルや、服に対する考え方によるものなので、この数が正解!というバランスがないからです。
何度か断捨離してみて、これくらいの服の数なら十分、これくらいに服の数なら足りない、など考えながら調整していきましょう。
洋服断捨離で捨てる服の処分方法の4つのコツまとめ
ここまで、洋服断捨離で捨てる服の上手く処分できるコツをご紹介してきました。
まとめると以下になります。
- 簡単な方法から試す
- 捨てる服の基準を決める
- 買取サービスで売る
- 失敗しない方法を考える
簡単な方法ならすぐにやってみることができて、捨てる服の基準がわかれば、さらに迷わず処分することができます。
もったいないからゴミとして処分したくない服は買取サービスで処分するのがおすすめ。
捨て過ぎることないように、失敗しない方法を意識すれば、バランスよく断捨離することができるでしょう。
それぞれの方法のコツ、注意点を参考にして試してみてくださいね。
コツをおさえた処分方法でスムーズに洋服断捨離しましょう
今回は、断捨離した洋服を捨てる時に、上手く処分する方法をご紹介してきました。
まずは、簡単な方法から徐々に処分していくこと、処分する服の基準を明確にすること、さらに買取サービスをすればお得に処分することができます。
捨て過ぎたり残し過ぎないように、バンスよく断捨離するのもコツです。
捨て方がわかれば、苦手意識があった断捨離も簡単に進められるでしょう。
まずは簡単な方法からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。