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虫食いの服はどうする?捨てるべき服の状態や対策について考えよう

衣替えの時や、久しぶりに着ようと思った時に見つけてしまう洋服の「虫食い」。

お気に入りの服を虫が食べたと思うと、気持ち悪くなってしまいますよね。

でも、本当に虫食い?ただひっかけた穴?と判断しにくいので、すぐに捨てることができません。

また、本当に虫食いであったとしても、どれくらいの状態なら捨てるべきか判断に迷ってしまいます。

そこで今回は、虫食いの服を捨てるべきか見極める方法について考えていきたいと思います。

穴の状態を見て虫食いか否か見極める方法、さらに虫食いを修復してみて着れる状態になるか見極める方法をお伝えしていきたいと思います。

これがわかれば、洋服に虫食いを発見した時に、スムーズに捨てることができるでしょう。

虫食いの服を見つけたらどうしたらいい?虫食いの服は捨てる判断が難しい

虫食いの服を見つけたらどうしたらいい?虫食いの服は捨てる判断が難しい

洋服に虫食いを見つけると、穴が開いて着れなくなる…というショックと、虫が洋服を食べていたなんて気持ち悪い…というダブルのショックがありますよね。

十分着倒した服や、安かった服、あまり好きじゃない服なら諦めて捨てることができますが、お気に入りの服や高かった服は簡単に捨てたくありません。

そもそも、本当に虫食いの穴なのか、ただひっかけた穴なのか、がわかりにくいので、判断しにくいですよね。

また、どの程度の虫食いなのか状態を見極めるのも難しいです。

虫食いの服をスムーズに捨てるために、まずこの問題について深掘りしていきましょう。

虫食いなのか、ひっかけた穴なのかわからない

いつのまにか服に穴が開いていると「虫に食われた!」と思いがちですが、釘などにひっかけて穴が開く場合も意外と多いですよね。

だから、虫食いなのか、ただ何かにひっかけてできた穴なのか判断が難しいです。

虫食いなら気持ち悪いから捨てたいけど、ただの穴なら直して着ようかな…と思う方は多いでしょう。

でも、その違いわからないと、捨てるか捨てないか判断ができません。

どの程度の虫食いなら服を捨てるべきかわからない

虫食いの状態は色々ですよね。

小さい穴がいくつか開いている場合や、大きい穴が一つだけ開いている場合もあります。

だから、この程度の虫食いなら捨てなくても大丈夫?と迷ってしまうのです。

虫食いの穴が開いた時点で、大きさに関係なく捨てるべき?と疑問に思いますよね。

その程度の虫食いなら服を捨てるべきかわからないので、なかなか捨てられないのです。

 

このように、そもそも虫食いの穴なのか、そうだった場合はどの程度の穴の状態なら捨てるべきかわからないので、捨てる決断ができません。

虫食いの服を的確に捨てるためには、この2つの問題を解消し、虫食い服を捨てる基準を知ることが大事です。

これがわかれば、虫食いの服を見つけたら迷わず捨てるか否か判断し、必要に応じて処分することができるでしょう。

虫食いの服は状態を見極めることで捨てやすくなる!2つの判断基準

虫食いの服は状態を見極めることで捨てやすくなる!2つの判断基準

虫食いの服を見つけても捨てられない理由は、「本当に虫食いなのかわかりにくいから」「どの程度の虫食いなら捨てるべきかわかりにくいから」でしょう。

その問題を解消するためには、2つの方法が効果的です。

  1. 1つ目は、本当に虫食いの穴なのか見極める方法を知ること。
  2. 2つ目は、修復して直せる状態なのか見極めること。

もし修復できるなら捨てる必要はありませんが、修復できない場合は捨てるべきと判断できますね。

この2つの判断基準がわかれば、スムーズに捨てることができるはずです。
詳しくご説明していきましょう。

本当に虫食いの穴なのか見極める

洋服に穴を見つけると、虫食いを疑いたくなりますが、実はただ何かにひっかけてできた穴の可能性もあります。

同じ穴なので見極めが難しいんですよね。

でも、ちょっとしたポイントがわかると、意外と簡単に虫食いか否か判断できるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

その前に、虫食いはどうして起きるのか、簡単にご説明しておきたいと思います。虫食いの原因を知っておくと、虫食いの判断がしやすくなるでしょう。

そもそも虫食いってどうして起きるの?

虫食いは、「カツオブシムシ」「イガ」という虫の幼虫が洋服を食べることが原因。

成虫が服につき卵を産み、ふ化した幼虫が洋服を食べるのです。成虫は洋服を食べないので、成虫になったら飛んでいきます。

これらの虫は15~25℃くらいの暖かい環境、多湿の状態を好み、服の繊維だけでなく埃や垢などのタンパク質が大好物。

だから、湿気が溜ったクローゼットの中に埃や汚れが残った服があると、最高の環境になってしまうのです。

これらの虫は、非常に小さいので、外出中や、洗濯ものを干している時に服にくっついても気付きません。

知らないうちに服についていて、虫にとって良い環境になると卵を産み繁殖してしまうのです。

つまり、しっかり洗濯せずにしまっていた服、暖かく湿気の多いクローゼットやタンスなどにある服は、虫食いになる可能性が高くなるということですね。

虫食いの可能性が高い状態

それでは、洋服に穴が開いていた場合、具体的にどんな状態であれば虫食いの可能性が高いのでしょうか。

4つの判断ポイントをご説明しましょう。

長期間暖かいクローゼットやタンスに収納していた服

虫食いの原因になる虫は、暖かく湿気が高い環境、さらに汚れがしっかり取れていない服を好むことがおわかりいただけたと思います。

締め切ったクローゼットやタンスに入れてある服、しっかり洗濯せずに長期間しまっていた服などは、虫食いの可能性が高いと言えますね。

そのような環境にある服に穴が開いていた場合は、虫食いの可能性が高いと言えますね。

いくつかの穴が開いている状態

洋服を食べる虫は、複数匹で食べることや、一匹が何箇所も食べる、一匹が一ヵ所だけ食べる、など様々です。

だから、いくつか穴が開いている虫食い、一ヵ所だけ穴が開いている虫食いがあります。でも、いくつか穴が開いている場合は、虫食いの可能性が非常に高いと言えるでしょう。

もしひっかけた穴であれば、同じような場所を何度もひっかけることはまずないですよね。

複数の穴がある場合は、虫の仕業と考えることができます。

ほつれにくい状態

洋服を食べる虫は、服の繊維を嚙み切っているため、ほつれにくいという特徴があります。

穴をひっぱったり広げたりしてみてもほつれてこないなら、虫が食べた穴であると考えられるでしょう。

服の表面だけ穴が開いている状態

洋服を食べる虫は、服の表面の柔らかい繊維だけを食べる傾向にあります。

穴をよく見てみて、貫通している穴ではなく、表面だけ穴が開いている状態であれば、虫食いの可能性が高いですね。

ひっかけた可能性が高い状態

次に虫食いではなく、ひっかけた可能性が高い状態の服について考えてみましょう。

基本的に、虫食いと逆の状態が挙げられます。

急に穴が開いた服

虫食いの場合は、長い時間をかけて虫が繁殖して食べられています。

だから、昨日まで穴がなかった服に急に虫食いができているケースはほとんどありません。

急に穴が開いた服は、知らないうちに何かにひっかけて穴が開いてしまった可能性が高いです。

一ヵ所だけ穴が開いている状態

虫食いの特徴は、複数の穴ですが、ひっかけた場合は、同じような穴が近くにできることはまずないでしょう。

特殊なカギなどにひっかけていない限り、穴は一ヵ所だけのはずです。

一ヵ所だけ穴が開いている状態なら、虫食いではなく、ただひっかけただけだと考えるのが自然ですね。

ほつれやすい状態

虫食いの場合は虫が噛み切っているためにほつれにくいのが特徴です。

釘などにひっかけてできた穴の場合は、逆にほつれやすい状態になります。

穴を広げてみてほつれてくるなら、ひっかけてできた穴だと判断しましょう。

 

このようなポイントで、虫食いの穴なのか、何かにひっかけてできた穴なのか判断することができるでしょう。

「本当に虫食いなのかわかりにくいから捨てられない」という問題は解消できますね。

虫食いなら気持ち悪いから捨てたいけど、ひっかけてできた穴なら我慢して着ようかな、と判断することができるでしょう。

虫食いの服を捨てる場合は、普通のゴミ同様に燃えるゴミとして処分することができます。

断捨離した服のゴミ分別方法、ファスナーなどの金具の服の捨て方は、こちらの記事「断捨離した服のゴミの分別方法」「ファスナーなどの金具がついた服の捨て方」で詳しく解説しますので、ぜひご参考ください。

でも、虫食いでもひどい状態でなければ、まだ捨てたくないという方もいるでしょう。

その場合は、次の章でご説明する「修復して直せる状態なのか見極める」を参考にしてくださいね。

修復して直せる状態なのか見極める

ひっかけた穴ではなく虫食いの可能性が高い場合でも、お気に入りの服や高かった服の場合は、簡単に捨てることができませんよね。

でも、どの程度の状態なら捨てるべきなのか、が判断しにくいでしょう。

穴の大きさや、どんな場所にあるか等で判断することもできますが、もっとシンプルでわかりやすい方法があります。

それは、「修復して直せる状態なら残す、直せない状態なら捨てる」という方法です。

これなら、穴の状態に関係なく判断できるので効率的ですね。

でも、そもそも修復方法がわからない…という方が多いと思いますので、具体的な修復方法をご紹介していきますね。

虫食いが起きやすいアイテムは、ニット、Tシャツ、スーツでしょう。

それぞれの修復方法をご説明していきます。

虫食いのニットを修復する方法

ニットに近い色の色、もしくは購入時についてきた糸を準備してください。

服の裏側から針を通し、穴をふさぐようになみ縫いしていきます。

縫い目の方向に合わせて縫っていくときれいに仕上げることができるでしょう。

虫食いのTシャツを修復する方法

Tシャツに近い色の糸を準備してください。

穴の周りの生地を糸ですくい、穴かがりをしていきます。

最後に縫い合わせた部分にアイロンかけて目立たなくさせるのがポイントです。

虫食いのスーツを修復する方法

購入時についてきた「共布」を準備してください。小さな袋にボタンなどと一緒に入っている小さな布のことです。

さらに、アイロン用接着補修シートも必要になります。100円ショップでも売っていますので探してみてくださいね。

共布を切り、穴に埋め込んでいきます。裏側にはアイロン用接着補修シートを張り、アイロンをかけましょう。

アイロン用接着補修シートは、穴よりも少し大きめに切って使うのがポイントです。

 

このような方法で、虫食いの穴を修復してみてください。

それで目立たないように直すことができるなら、捨てる必要はないでしょう。

修復しても穴の部分が目立ってしまう、そもそも修復できない場合は、捨てると判断するのが賢明です。

この判断規準により「どの程度の虫食いなら服を捨てるべきかわからないから捨てられない」という問題は解消できるでしょう。

このように、虫食いか否か判断する方法、穴の状態によって捨てるべきか判断する方法がわかると、虫食いの服をスムーズに捨てられるでしょう。

「本当に虫食いなのかわかりにくいから捨てられない」「どの程度の虫食いなら捨てるべきかわかりにくいから捨てられない」問題を解消できますね。

「ただの穴ではなく虫食いなら気持ち悪いから捨ててしまおう」
「かがり縫いをしたら目立たなくなったから捨てずに残しておこう」
「修復してみたけど上手く隠せないので捨ててしまおう」

このような判断ができると思います。

しかし、虫食いの服を見つけた場合は、その服を捨てたからOKというわけではありません。

1枚虫食いが起きているということは、他の服も虫食いがある可能性があるからです。

虫食いの服を見つけたら、全ての服をチェックして洗濯すること、虫食い防止に努めることが大切。次の章で詳しくお伝えしていきます。

虫食いの服を見つけたら再発防止に努めよう

虫食いの服を見つけたら再発防止に努めよう

ここまで、虫食いの服の状態を見極めるポイントについてご説明してきました。

これがわかれば、迷わず虫食いの服を捨てられるようになるでしょう。

ただし、その服が虫に食べられたということは、他の服も食べられていることが考えられます。

だから、虫食いの服を捨てて終わり、ではなく再発防止に努めることが大切です。

全ての服をチェックする、全ての服を洗濯する、虫食い防止方法を考えるの3つの方法で再発を防いでいきましょう!

全ての服をチェックする

虫食いの服があったということは、その収納場所は虫にとって快適な場所ということです。

その虫食いがあった服を食べた虫やもう成虫になって飛んでいったかもしれませんが、その他にも虫がいることが考えられます。

そこで、虫食いの服を収納していた場所の服は一度全部外に出して、1枚ずつ虫食いがないかチェックしましょう。

長い間着ていない服、しっかり洗濯せずにしまっていた服は虫食いの可能性が高いので、集中的にチェックしてくださいね。

もし虫食いの服があれば、上の章でご説明したように、お手入れして直るかどうか確認してください。

全ての服を洗濯する

虫食いの服を収納していた場所にある服や、虫食いがなくても、幼虫の卵がついている可能性がゼロではありません。

大変ではありますが、同じ収納場所にあった服は全て洗濯して洗い流すことをおすすめします。

少しずつ洗濯してもいいですが、できれば一気に洗濯してください。

せっかく洗濯しても、まだ洗濯していない服が隣にあると、幼虫が移動してしまうかもしれないからです。

天気予報で晴天の日をチェックして、その日に一気に洗濯するとスッキリ乾いて良いですね。

虫食い防止方法を考える

きれいに洗濯してスッキリしたら、虫食いの再発防止方法を考えましょう。

虫食いが起きる原因は、外出中や洗濯ものに虫がつくこと。

そして暖かく多湿な環境により、その虫が卵を産み、幼虫が服を食べれることです。

これを未然に防ぐためには、虫を服につけないこと、暖かく多湿な環境を作らないことが効果的です。

まず、ニットやスーツなど毎回洗濯しない服は、帰ったらブラッシングをして虫を落とすようにしましょう。

洗濯ものをしまう時は、しっかり払ってから家に入れるといいですね。

さらに、クローゼットやタンスなど、暖かい季節になったら湿気が溜まらないように、換気をして空気の流れを良くしておきましょう。

 

虫食いの服を見つけたら、このような方法で、他の服も虫食い被害から守ることが大切です。

虫食いの服を見つけた時だけでなく、日頃からこのような方法で服を大切に管理しておけば、「大切な服に虫食いを見つけた…」という悔しい思いをしなくなるでしょう。

虫食いの服は捨てる基準を決めること、他の服も虫食い被害から守ることが大事

今回は、虫食いの服を捨てる方法について考えてきました。

虫食いの服を見つけたら、その穴が本当に虫食いなのか、ただひっかけただけの穴なのか見極めることが大切です。

虫食いの服でも、修復できる程度の状態なら捨てずに着ることもできるでしょう。

「虫食いが気持ち悪い」「修復できない状態」という場合は潔く捨てることをおすすめします。

さらに、他の服にも虫食いがないかチェックして、再発防止に努めることも大事ですね。

虫食いの服は、みっともない印象を与えてしまうので、そのまま修復せずに着続けるのは避けたいですね。

捨てる規準を決めて、しっかり断捨離していきましょう。