毎日少しずつ断捨離する努力をしているけど、なかなか効果が出ない…とお悩みではありませんか?
洋服断捨離の方法として、毎日少しずつ服を処分していく方法もあります。
断捨離を習慣化させることで、無理なく服を処分することを目的としているのですが、「効果が見えにくい」「継続するのが大変」「リバウンドしやすい」などの問題があります。
もし、少しずつ処分する方法で上手くいかないのであれば、全部一気に処分する方法を試してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介する方法は、あの片付けのカリスマこんまりさん(近藤麻理恵さん公式HPはこちら)も推奨している、大量の服を全部一気に断捨離する方法です。
服が多い場合はかなりの量になり大変ですが、一度成功するとリバウンドせずにその状態を維持しやすいのでおすすめ。
一気に全部断捨離するメリットデメリット、詳しい処分方法など詳しく解説していきましょう!
「毎日少しずつ断捨離」は上手くいかない⁉時間をかけると服を捨てるのが難しくなる理由
洋服断捨離は、大変で時間がかかるイメージが強いですよね。
だから、一気にやるのではなく、毎日少しずつ断捨離しようと実践されている方は多いでしょう。
断捨離を習慣化して継続することで、少しずつ無駄な服のないシンプル生活が送れるようになります。
しかし、毎日少しずつ断捨離することは一見簡単そうに見えるのですが、かえって難しい場合もあります。
以下のような理由から、上手くできずに途中であきらめてしまう方が多いのです。
断捨離効果が見えにくいから
洋服断捨離して本当に好きな服だけを残すと、様々な効果を得ることができます。
まず、スッキリして気持ちいいクローゼットになり、毎朝着る服に迷わなくなるでしょう。
おしゃれが洗練されてくる効果もあります。
しかし、毎日少しずつ断捨離すると、その効果は少しずつしか見えてきません。
服を数枚処分しただけでは、クローゼットの状態はそれほど変わらないでしょう。
結果が見えにくいので、モチベーションが維持できないのです。
毎日ストレスが溜まるから
毎日断捨離すれば、1回にする作業は簡単でしょう。
でも、常に「服を処分しなきゃ」というプレッシャーがあるので、ストレスが溜ってしまうかもしれません。
1日一枚ずつ処分すると決めた場合、毎日「今日はどの服を捨てよう」と考えるのは結構大変ですよね。
例えば、100枚の服を捨てたいのであれば、1日一枚なら3ヵ月以上かかることになります。
そんなに長い間、毎日服の処分のことばかり考えるのは嫌ですよね。
リバウンドしやすいから
毎日断捨離すると効果が見えにくいので、ついついまた新しい服を買ってしまいます。
数枚処分してもクローゼットに変化がないように、数枚増やしてもそれほど変化はないでしょう。
断捨離しながらも服を買ってしまい、結局服を減らしているのか増やしているのかわからない状態になるかもしれませんね。
徐々にリバウンドして、かえって服が増えてしまった…なんて失敗もありえます。
このように、楽そうに見える毎日コツコツ続ける断捨離ですが、効果が見えにくく、ずっとストレスを抱えることになり、リバウンドの恐れもあるなど、問題があることも事実です。
もちろん、毎日断捨離して習慣化できたという方もいます。そのような方はコツコツ服を処分する方法が合っているのでしょう。
でも、時間をかけた断捨離だと上手くいかない方は、処分方法をガラリと変えて「一気に全部の服を断捨離する」方法がおすすめです。
次の章でご説明していきましょう。
こんまりメソッドは全部の服を一気に断捨離したい方におすすめ!大量の服を捨てるメリット
断捨離する方法は一つではありません。
毎日コツコツ時間をかけて断捨離する方法で上手くいかないなら、一気に断捨離する方法を試してみましょう。
長距離から短距離に変えるイメージですね。
実はこのやり方は、片付けのカリスマとして世界的に有名になった「こんまり」こと近藤麻理恵さんが提唱する「こんまりメソッド」でも推奨している片付け術です。
全部の服を一度に出して、その服の中から残したい服を良きにピックアップし、それ以外の服は処分するという方法。
一気に、短期に、完璧に断捨離しましょう、というのがこんまり流の片付け方法です。
これにより、以下のような嬉しいメリットがあります。
断捨離効果が見えやすい
一日で断捨離すると、一気にクローゼットやチェストから多くの服がなくなります。
ギュウギュウだったクローゼットやタンスが一日でスッキリ片付くのは圧巻です。
さらに少なくなったことで、翌朝から朝着る服に迷わなくなるでしょう。
好きな服だけに囲まれておしゃれすることができるので、あなたのセンスはどんどん磨かれていくはずです。
もちろん、長い期間断捨離しても、最終的にこのような断捨離効果を得ることはできます。
でも、大量の服を断捨離すると断捨離効果が見えやすいです。
一度成功するとリバウンドしにくい
大量の服を断捨離すると断捨離効果が見えやすいのですが、これにより、リバウンドしにくくなるメリットもあります。
劇的に変化したことで、「もう二度とギュウギュウのクローゼットには戻らない!」という気持ちが強くなるからです。
一度断捨離に成功すると、その後も服が増えないように意識するようになるでしょう。
衝動買いをしそうになった場合は「また服を増えることになるから、よく考えてから買おう」とブレーキをかけることができますね。
達成感がある
全部の服を大量に断捨離すると、非常に達成感があります。これが一番のメリットかもしれませんね。
毎日コツコツ断捨離すると、効果が見えにくいので、あまり達成感がありません。
だから、モチベーションが維持できず、リバンドする恐れもあるのです。
このように、全部の服を一気に断捨離して劇的に変化することで、断捨離効果を得やすく、達成感があるので、リバウンドの心配がありません。
こんまりメソッドでは、この短期間に一気に断捨離する方法は「一度片づけたら、絶対に元に戻らない効果が得られる」としています。
しかし、この一気に断捨離にはメリットだけでなくデメリットもあるので注意が必要です。
次の章では、全部の服を一気に捨てるデメリットを見ていきましょう。
全部の服を一気に断捨離するのは大変⁉大量の服を捨てるデメリット
こんまりさんも推奨する、全部の服を一気に捨てる方法ですが、大量の服を処分すると、以下のような問題もあるのです。
時間がかかる
おそらく、断捨離で処分する服の量は100枚近くになる方が多いでしょう。
毎日コツコツ1枚ずつ服を捨てる場合、100枚の服を捨てようと思ったら3ヵ月以上かかります。
これを一気にしようと思ったら、かなりの時間がかかるでしょう。
当たり前のこととも言えますが、一気に断捨離すると、時間がかかり労力もかかるでしょう。
途中で断念してしまう
一気に断捨離すると、とにかく時間がかかり体力的にも精神的にも疲れてくるでしょう。だから、途中で断念してしまう恐れがあります。
せっかく頑張っても、途中で諦めてしまったら、またすぐもとの状態に戻ってしまうでしょう。
適当に仕分けてしまう
短時間なら集中して作業できても、何時間も服を仕分ける作業をしていると集中力が切れてきてしまいます。
だから、「この服はとりあえずとっておこう」と無駄に服を多く残してしまったり、逆に必要な服まで捨ててしまうかもしれませんね。
このように、あの片付けのカリスマこんまりさんも推奨していて、とてもメリットが多い断捨離方法ですが、「時間がかかる」「途中で断念してしまう」「適当に仕分けてしまう」デメリットもあります。
だから、全部の服を一気に断捨離する方法を成功させるためには、これらのデメリットを解消する必要がありますね。
次の章では、これらのの問題を解消しながら、大量の服を全部一気に断捨離する具体的な流れをご提案していきたいと思います。
こんまりメソッドに学ぶ!大量の服を全部一気に断捨離する方法
片付けのカリスマこんまりさんが提案している片付け術は「一気に、短期に、完璧に」ということです。
これを実践して成功させるためには、「時間がかかる」「途中で断念してしまう」「適当に仕分けてしまう」という問題を解消しながら断捨離すればいいのです。
こんまりメソッドも推奨している、断捨離の流れを見ていきましょう。
1 ステップ:全部の服を一ヵ所に集める
これは、こんまりさんが強くおすすめしている方法で、多くの方が実践して成功しています。
まずはじめに、全部の服を一ヵ所に集める方法です。
クローゼット、チェスト、リビングや玄関にある服など、全ての服を床の上に山のように積み上げてください。
どうしてこの作業が必要なのか?
その理由は「こんなに大量の服があったんだ…」ということに気付くためです。
おそらくほとんどの方が、山積みした服を見て、そう思うでしょう。
服に限らず、収納場所にあるとそれほど多く見えないものでも、出してみると大量に見えるもの。
ギュウギュウのクローゼットの場合は、出してみて、その量の多さに驚くはずです。
そして「こんなに大量の服があるなら処分しないと…」という気持ちにもなりますね。
全部の服を集めるだけで、断捨離を成功させたい!という気持ちにさせる効果があるのです。
2 ステップ:「ときめく服」を選んで収納場所に片付ける
次のステップも、こんまりメソッドを参考にしたいと思います。
断捨離での服の処分方法は、大きく2通りあります。
一つは、「捨てる服」を決めていく方法。
もう一つは、「残す服」を決めていく方法です。
どちらの方法も間違いではないのですが、大量の服を一気に断捨離するためには、「捨てる服」を選んでいると時間かかってしまいます。
「この服はまだ着れるかも…」「高かったから捨てられない」などと、一枚一枚迷ってしまうからです。
残す服ならもっとスムーズに決めていけるはず。
こんまり流の残す服の基準は「ときめきを感じる服を残す」ことです。
これにより、スムーズに仕分けやすくなるので、一気に断捨離するデメリットであった「時間がかかる」「途中で断念してしまう」を解消することができるでしょう。
「ときめく服だけを残す」という基準を明確にすることで、「適当に仕分けてしまう」というデメリットも解消できるはずです。
さすが、世界のこんまりさんが提案する片付け方法ですね。
「ときめく服って何?」という型は、こちらの記事「ときめく服を残すと上手くいく理由」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
具体的には以下のような服をときめく服として判断していきましょう。
- 気持ちが上向きになる服
- 気持ちが前向きになる服
- 元気になれる服
- キュンとする服
- 自分に自信が持てるようになる服
手に取ってこのような「ときめき」を感じる服は、残す服と判断していきます。
ときめくか、ときめかないか判断に迷ったら、着てみるとわかりやすくなります。
着てみてしっくりくる服は残す、しっくりこない服は捨てると判断しましょう。
残す服は、どんどん収納場所に戻していきます。
3 ステップ:残す服のバランスをチェックする
ときめく服は残す、ときめかない服は処分する、と仕分けることができたら、残す服を再チェックします。
この「ときめき基準」で服を仕分けると、柄物の服ばかり残してしまった!同じような服ばかり残してしまった!などと失敗する場合があるので、残した服のバランスをチェックしておく必要があるのです。
ワンシーズン、違ったテイストの7コーデができることを目安にするのがおすすめ。
一週間毎日違うコーデができれば、ほとんどの方が十分でしょう。
職場に毎日違う服を着ていきたいから、もっと多くのコーデを残したい、職場の服は必要ないからもっと少なくていい等、あなたのライフスタイルに合わせて考えてみてくださいね。
この時点で残す服が足りない場合は、もっと残す服を増やして調整してください。
4 ステップ:捨てる服の処分方法を考える
残す服は全てクローゼットやチェストに収納します。
床の上には、捨てる服が残った状態になっていますね。
次はこの服を処分する方法を考えましょう。
断捨離して捨てる服の処分方法は大きく3つに分けることができます。
- 1つ目は、自治体のゴミとして捨てる方法
- 2つ目は、寄付する処分方法
- 3つ目は、売る処分方法。
汚れがあったり壊れていて着れない状態の服はゴミ袋に入れて、ゴミとして処分しましょう。
売れる服はフリマアプリや買取サービスを利用して売ってみると良いでしょう。
メルカリで服を売る方法はこちらの記事「メルカリで断捨離した服を売る方法」、おすすめの買取ショップ情報はこちらの記事「当サイトおすすめ買取ショップのご紹介」をご覧ください。
売るほどではないけど、まだ着れる状態の服は寄付するといいですね。
最近はユニクロなどの店舗買取ボックスに服を入れるだけの寄付方法もあるので便利です。
寄付の方法はこちらの記事「断捨離して捨てる洋服は寄付がおすすめ!」で詳しく解説していきたいと思います。
こんまりさんは、服を捨てる時には「感謝の気持ち」をもって手放すことが大切だとしています。
世界的にこんまりメソッドが有名になったのは、この捨てる服への感謝の気持ちが理由の一つでした。
あなたも断捨離して服を捨てる時は、ただゴミとして捨てるだけでなく、このようにいくつかの処分方法を考えて、感謝の気持ちをもって手放してくださいね。
大量の服を全部一気に断捨離する方法まとめ
このような方法で一気に全ての服を仕分けて断捨離することで、劇的な変化を遂げることができるでしょう。
断捨離が習慣化できない…とお悩みの方でも、一度劇的な変化させることで、長年体にしみついてきた「服を捨てるのはもったいない」という気持ちを変えることができるはずです。
だから、今後、服がちょっとでも増えてきた場合は、躊躇せずに不要な服を捨てられるようになるでしょう。
この断捨離を成功させるコツは、とにかく一気に行うことです。
できれば1日で終わらせるといいですね。数日かかってしまうとダラダラしてしまうので要注意です。
捨てる服を買取サービスで売ったり、寄付するなどの処分は別日に行っても良いですが、処分方法ごとに仕分けるまでの作業は、1日で終わらせたいところね。
そのためには、1日何も予定のない日に断捨離を決行する必要があります。
できれば午前中で大体の仕分けが終わるように、朝早くから始めましょう。
こんまり流!大量の服を一気に捨てる方法は、断捨離を成功させるために効果的
今回は、世界的に有名な片付けのカリスマ、こんまりさんのメソッドを参考に、全部の服を一気に断捨離する方法についてご説明してきました。
毎日コツコツ断捨離を習慣化させる方法もありますが、断捨離効果が見えにくく、モチベーションが上がらない、リバウンドしやすい等の問題もあります。
コツコツ断捨離が向かない方は、短期集中で、全部の服を一気に出して、大量の服を仕分けて断捨離しましょう。
断捨離する服は多いので大変ですが、劇的な変化を実感するこができて非常に達成感があります。
もう二度と増やさないようにしようという意識が高まるので、きれいなクローゼットをずっと維持していけるでしょう。