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服を捨てる時、ファスナーやチャックはどうすればいい?断捨離した服の金具の処分方法

断捨離をした服と捨てようと思ってチェックしていると、気になるのがファスナーやチャックの金具部分です。

「服は燃えるゴミのはずだけど、金具部分はそのまま捨てて大丈夫?」と不安になってしまいますよね。

間違った方法で捨ててしまって、回収してもらえなかったら困ります。

「あの服は燃えるゴミに出して大丈夫だったのかな…」とずっとモヤモヤするのも嫌ですよね。

そこで今回は、服を捨てる時にファスナーやチャックの金具の処分方法を解説していきたいと思います。

結論から申し上げますと、ファスナーやチャックは取れるなら取って燃えないゴミに出すのが一般的です。

しかし、それ以外にも資源ゴミやリサイクルショップに持ち込むなどの方法もありますので、ご紹介したいきましょう。

服の処分方法がハッキリわかると、気持ちよく断捨離することができるでしょう。

ファスナーやチャックや金具付きの服は何ゴミ?金具付きの服は処分方法に困る

ファスナーやチャックや金具付きの服は何ゴミ?金具付きの服は処分方法に困る

断捨離すると、様々なタイプの服が出てきますよね。

だから、服の数だけ処分方法に悩んでしまいます。

Tシャツやニットのような布だけで作られた服は「燃えるゴミかな」と判断することができるでしょう。

でも、問題は金属製のものが付いている服です。

スカートやワンピースのファスナー、ズボンのチャック、トレンチコートのベルトに取り付けられている金具のリングなど、様々なアイテムにファスナー、チャック、金具がついていますよね。

この金具が何ゴミとして捨てればいいのか迷うんです。

断捨離する時は、たくさんの服を一気に捨てることになります。

間違った分別方法で大量の服を捨ててしまうことは避けたいですよね。

ゴミの分類について考えると服の処分方法がわかりやすくなる

ゴミの分類について考えると服の処分方法がわかりやすくなる

服を何ゴミとして捨てるのかの判断は意外と迷うところです。

でも1枚1枚迷っていたら、無駄な時間ばかりが流れてしまいますよね。

捨てる服を迷わず分別していくためには、まずゴミの分類から理解していくとスムーズです。

ファスナーやチャック付きの服を「資源ゴミ」「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」のどれに出せば良いのかわかってくるでしょう。

ゴミの種類は大きく4つの分別される

まず大前提として、ゴミの分別方法は自治体によって異なります。

詳しい分別ルールは自治体のホームページから確認してくださいね。

この記事では、一般的なゴミの分別方法をご紹介していきたいと思います。

ゴミは大きく以下4つに分類されます。

資源ゴミ

そもそも、ゴミを分別する目的は、資源として使えるものは再利用するためです。
資源として使えるゴミを資源ゴミと呼んでいます。
新聞紙、段ボール、紙パック、空き缶、空きびん、ペットボトル、乾電池などが一般的な資源ゴミです。
これらの資源ゴミを分別して、残ったゴミが燃えるゴミ、燃えないゴミになるという考え方になります。

燃えるゴミ

資源ゴミとして使えないゴミのうち、燃やすことができるゴミのことです。

紙類、布、生ゴミ、木くずなどは燃えるゴミになりますね。

燃えないゴミ

資源ゴミとして使えないゴミのうち、燃やすことができないゴミのことです。

スプレー缶、陶器類、金属製品、小型家電などは燃えないゴミに分類されることが多いです。

粗大ごみ

粗大ゴミは、燃えないゴミとして回収できないような大きなゴミのことです。

コンビニなどで自治体指定の回収券を購入し、電話で回収依頼をする必要があります。

布団、毛布、椅子、ソファー、机、自転車などは粗大ゴミとして処分するのが一般的です。

 

このように、資源として使えるものは「資源ゴミ」として捨てて、それ以外のものは「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」として捨てる。さらに大きなゴミは「粗大ゴミ」として捨てるのが、大まかなゴミ分別のルールです。

自治体によって異なる点は色々ありますが、大かまルールはこのようになっています。

このルールをもとに、服のファスナーやチャックや金具の処分方法を考えると、わかりやすくなるでしょう。

ファスナー、チャック、金具がついた服を捨てる時は「資源ゴミ」「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」

ファスナー、チャック、金具がついた服を捨てる時は「資源ゴミ」「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」

ゴミ分別のルールについておわかりいただけたでしょうか。

この考えに従うと、ファスナー、チャック、金具が付いている服のうち、まだ着れる状態のものは「資源ゴミ」として捨てるのが正解ですね。

それでは、もう着れない状態の服はどうすれば良いのでしょうか。

ファスナー、チャック、金具を外して捨てる、そのまま捨てるの判断は、自治体によって異なるのですが、一般的には「外せるものは外し、金属部分は燃えないゴミに出す」「外せないものは燃えるゴミに出す」というルールになっています。

それぞれの捨て方について詳しく見ていきましょう。

ファスナー、チャック、金具がついている「まだ着れる服」は資源ゴミとして出す

金具の有無に関係なく、まだ着れる状態であれば、資源ゴミとして処分しましょう。

資源ゴミとして回収された服は、着れる状態であれば、住民への古着提供や、東南アジアなどに輸出されてリユースされます。

着れない状態でも、雑巾や軍手など様々な材料になりリサイクルされることになるのです。

捨てる場所

資源ゴミとして服を捨てる場合は、大きく3つの方法で捨てることになります。

① ゴミ集積所

一般ゴミを出す場所ですね。自治体のルールに従って布類のゴミ回収日に出してください。

② リサイクルステーション

自治体によってリサイクルボックスなど名称が違う場合もありますが、資源ゴミを回収するための場所で、公的施設に設置されています。

随時持ち込めるケースが多いですが、受付時間等は自治体のホームページで確認してくださいね。

③ 地域の集団資源回収

子供会や町内会などで定期的に実施されている資源回収に出すこともできます。

子ども達が回収してくれたり、回収場所に持ち込むなど対応は様々です。

捨て方

資源ゴミとして服を捨てる場合は、そのまま着れる状態であることが好ましいので、きちんと洗濯してきれいな状態にしてから出しましょう。

汚れていたり、臭いがついていたり、壊れている服は資源ゴミではなく燃えるゴミ、燃えないゴミに出すようにしてください。

捨てる場合は、畳んで透明のビニール袋に入れて出す場合が多いです。

服を資源ゴミとして出す方法は、こちらの記事「普通ゴミ、燃えるゴミ、資源ゴミ、生ゴミの分類」でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ファスナー、チャック、金具

資源ゴミとして出す場合は、そのまま着てもらうことが前提になりますので、ファスナー、チャック、金具などは取り外しません。

ハサミで切ってしまうと、着れない状態になってしまうので気を付けてくださいね。

 

このように、まだ着れる状態であれば、ファスナー、チャック、金具がついた服は資源ゴミとして出しましょう。

ただゴミとして捨てるよりも世の中の役に立てると思うと、気持ちよく断捨離することができますね。

ファスナーやチャックをハサミで切り取るなどの手間がなく捨てられるメリットもありますね。

ただし、服を資源ゴミとして出す場合には一つ注意点があります。

それは、雨の日には出せないということです。服は濡れてしまうとカビ発生の原因となってしまい、他の服までカビがうつってしまう恐れがあるからです。

回収日でも雨が降ったら出すことはできません。断捨離した服を一気に処分してしまいたい!という方は、少し面倒に思うかもしれません。

それでも、まだ着れる服であるなら、しっかりリユース、リサイクルしていきたいですね。

ファスナー、チャック、金具がついて「取り外せない服」は燃えるゴミとして出す

ファスナーやチャックや金具がついた服のうち、資源ゴミとして出せない服は、燃えるゴミで出すことになります。

ファスナー、チャック、金具については、取り外せるなら取り外して金属部分は燃えないゴミに出すとしている自治体が大半です。

そして、取り外せない場合は、そのまま燃えないゴミとして出すのが一般的になります。

また、服の9割が燃えるゴミで、1割が金属等の燃えないゴミであれば、燃えるゴミとして出していいというルールが一般的とされています。

捨てる場所

燃えるゴミとして服を捨てる場合は、通常のゴミと同じようにゴミ集積所に出してください。

捨て方

自治体の指定ゴミ袋に服を入れて、しっかり口を縛って出します。

服は燃やしてゴミになるだけなので、洗濯する必要はありまえん。

ファスナー、チャック、金具

燃えるゴミとして出す場合は、そのまま布も金属も燃やして処理することになるので、金属部分を取り外す必要はありません。

 

このように、ファスナー、チャック、金具がついている服のうち、着れる状態ではない服、かつ金属部分を取り外せない服の場合は、燃えゴミとして捨ててください。

金具部分が服の1割以上を占めている場合は、無理して切り取る必要がありますが、1割以下であれば、外れなくても燃えるゴミとして捨てれば問題ありません。

ただし、人口が少ない地域では焼却炉に予算がかけられないため、金具がついている服は必ず切り取るルールになっているかもしれませんのでご注意ください。

また、燃えるゴミとして捨てる場合に注意していただきたいことがあります。

断捨離すると大量の服を処分することになりますが、一度の大量の袋を出すことはできません。

ほとんどの自治体が1回に出せるゴミ袋の数は2~3袋としています。このルールを目安にあまり大量に出さないように注意しましょう。

ファスナー、チャック、金具がついて「取り外せる」場合は燃えないゴミに出す

ファスナーやチャックや金具がついた服のうち、資源ゴミとして出せない服は、金具を取り外せるか否かで燃えるゴミ、燃えないゴミに出すことになります。

取り外せない場合は燃えないゴミに出しますが、取り外せる場合は、金属部分は燃えないゴミに出すことになります。

ファスナー、チャック、金具などを取り外した服は、燃えるゴミとして捨てることになりますので、上の章の燃えるゴミの捨て方同様にしてください。

取り外したファスナー、チャック、金属は以下のような方法で処分しましょう。

捨てる場所

燃えないゴミは、自治体によって異なりますが、ゴミ集積所に出すのが一般的になります。

月に2回程度が燃えない日として設定されているケースが多いです。

捨て方

自治体の指定ゴミ袋に服を入れて、しっかり口を縛って出します。

他に燃えないゴミがあれば一緒に袋に入れて出しましょう。

ファスナー、チャック、金具

ファスナー、チャック、金具は、洋裁で使う裁ちばさみで切ってから、布と金属部分を分解するように取り外すと比較的上手くいきます。

金属部分に布が残らないようにしてから捨てるようにしてください。

 

このように、ファスナー、チャック、金具が取れる状態であれば、金属部分は燃えないゴミ、布の部分は燃えるゴミとして捨てましょう。

ただし、この方法は理想的な捨て方と言えるのですが、ファスナーとチャックを服から取り外すのは意外と大変です。

トレンチコートのベルトに取り付けられている金具のリングなどの場合は、ハサミで簡単に取れるので処理することをおすすめします。

ファスナーやチャックの場合はどうしても取り外せない場合は、諦めて燃えるゴミで出しましょう。

しかし、繰り返しになりますが、必ず金具部分を取り外してから捨てるような指示がある自治体の場合は、頑張って取り外してくださいね。

ファスナー、チャック、金具つきの服を捨てる時は「資源ゴミ」「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」か確認が必要

今回は、断捨離する時に悩んでしまうファスナー、チャック、金具の捨て方について、一般的なルールをご説明してきました。

まず、服を捨てるルールとして、まだ着れる状態のものは、リユースやリサイクルを目的とした「資源ゴミ」に出すのがおすすめです。

そして、着れない状態の服のうち、ファスナー、チャック、金具が簡単に取り外せるのであれば取り外し、金属部分は燃えないゴミとして捨てましょう。

布の部分は燃えるゴミとして捨てます。

取り外しが難しい場合は、そのまま燃えるゴミに出しても問題ないというのが大半の自治体ルールになっています。

しかし、人口の少ない地域などの場合は、必ず金属を取り外さないと捨てられない場合もありますので、「ゴミ分別 〇〇(お住まいの地域)」で検索して、チェックしてくださいね。

ゴミの処分方法がきちんとわかると気持ちよく断捨離することができるでしょう。

捨て方に関するモヤモヤを解消してから断捨離をはじめてくださいね。