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服を捨てる基準は洗う回数にあった⁉洗濯に合わせた断捨離ルールとは

洋服を断捨離のメリットは色々ありますが、服の管理が楽になるというメリットは断捨離の大きな魅力の一つです。

クローゼットの掃除をしたりチェストの整理整頓をするのがスムーズになり、ストレスなく管理できるようになります。

でも、断捨離したことで「クローゼットはスッキリしたけど、洗濯して洗う回数が増えて大変…」というケースも少なくありません。

断捨離して服が少なくなったことで着る服がなくなり、頻繁に洗濯しないと足りなくなってしまうのです。

せっかく服を減らして管理を楽にしようと思ったのに、洗濯に追われる毎日になってしまったら本末転倒ですよね。

ようならないために、断捨離をする時は洗濯頻度に合わせて残す服を決め、その上で捨てる服を決めることが大事です。

例えば3日おきに洗濯するならトップスとボトムスを6枚ずつ残す、というように、〇日おきに洗濯する場合、〇+3枚を残すと適量になるのでおすすめ。

洗濯頻度で捨てる服を決めて断捨離し、服の管理も洗濯も楽にしていきましょう。

断捨離したら洗濯が大変になった⁉洗う回数をきちんと考えていないことが原因

断捨離したら洗濯が大変になった⁉洗う回数をきちんと考えていないことが原因

断捨離を始めてみると、「流行遅れの服」「サイズアウトしている服」「若すぎる服」など、今の自分には不要な服がたくさんあることに気付きます。

そのような服をどんどん捨てていくと、クローゼットもチェストもすっきりしてすごく充実感があるでしょう。

でも、捨て過ぎてしまうと、「洗濯ものが乾いていないから、明日着ていく服がない!」という失敗に陥りがち。

断捨離前よりも、頻繁に洗濯しないと追いつかなくなってしまいます。

これは、洗濯頻度を考慮して残すべき服の数を設定していないことが原因です。

適当に捨てる服を増やしていったら、着ていく服が足りなくなるの当然ですよね。

もしくは、洗う頻度を考えて設定していたとたら、予想が外れていることが考えられます。

この2つの原因について詳しく見ていきましょう。

断捨離しすぎ?洗濯を基準に捨てる服を考えないと洗う回数が増えてしまう

断捨離をする目的は、服を捨てることではなく「残す」ことです。

あなたにピッタリの服だけを残すために、それ以外の無駄な服は捨ててしまおうということですね。

だから、まず残す服の「数」を考えて、それに対して捨てる服の数を決めることが大切になります。

例えば、手持ち服が200枚で、80枚の服が必要なら120枚捨てれば良いことになりますね。

調子に乗って150枚捨ててしまったら、50着しか残らないので、足りない状態になってしまいます。

それでは、この必要枚数はどのように設定すれば良いのでしょうか。

基本的には着回しができる服の量を残すことが大事です。

週に5日、オフィスで毎日違うコーデがしたいなら、トップス5、ボトムス5くらいの服が必要と考えます。

でも、もっとミニマリストになりたい方は、トップス3、ボトムス2で十分と考えますよね。

3×2=6で、異なる6コーデが作れる計算になります。

しかしこのようにギリギリまで服を減らしてしまうと、違ったコーデは可能だとしても、洗濯が追いつかないという事態になるのです。

例えば、トップス3、ボトムス2なら、ほぼ毎日洗濯しないと間に合わないことになります。

今まで3日おきの洗濯で良かったのに、毎日洗濯することになってしまった…なんて失敗が起きてしまいますね。

時間がかかるのはもちろん、洗濯する水道代や電気代も無駄になってしまいます。

捨てる服の基準は「洗濯〇日おき+1枚」は間違い?環境によって変わる

「洗濯する回数を考慮して残す服を設定したけど、なぜか足りなくなった…」という方もいるでしょう。

それは、計算を見誤っていることが考えられます。

洗濯〇日おきの「〇+1枚」なら足りると思っていませんか?

例えば、週5日ワイシャツを毎日着るとしましょう。洗濯は3日おきにするとします。

そうすると、必要なワイシャツの枚数は4枚ということになりますね。

でも、実際には疲れて洗濯ができないことや、天気が悪くて洗濯ものが乾かないこともあります。

残業が多い方や、平日は部屋干しできない方など、環境によって「洗濯回数+1枚」では全然足りないことが多いのです。

 

このように、断捨離後に洗濯する回数が増えてしまった方は、あらかじめ洗濯を考慮した枚数を的確に設定していないのです。

断捨離をして、せっかく服のかたずけや掃除のストレスから解放されても、「服が足りないから洗濯しなきゃ…」のストレスに変わっただけになってしまいます。

それではどうすれば、洗濯に合わせた断捨離ができるのでしょうか。

それは、洗濯環境を考えて必要な枚数を設定すること。その上で捨てる服の枚数を決めることが大事です。

次の章では、洗濯頻度を考慮して捨てる服の数を決める方法を考えていきます。

さらに服の素材を考慮して、少ない手持ち服でも洗濯を減らす方法も考えていきたいと思います。

洗濯しやすい素材の服は残す、洗濯しにくい素材の服は捨てると仕分けていくと、洗濯が楽になり、もっと少ない枚数でも足りることになるのでおすすめです。

残す服は洗濯〇日おきの「〇+3枚」を基準に!洗濯頻度と素材から残す服、捨てる服を決める

残す服は洗濯〇日おきの「〇+3枚」を基準に!洗濯頻度と素材から残す服、捨てる服を決める

洗濯して洗う回数を考慮せずに断捨離してしまうと、服が足りなくて頻繁に洗濯することになってしまいます。

これを防ぐためには、洗濯〇日おきの「〇+3枚」を残す服の数として考えることがポイントです。

その上で、捨てる服の枚数を決めましょう。

例えば、洗濯を3日おきにしている方は、トップス、ボトムスを6枚ずつ残せばいいことになります。

もう1つは、できるだけ洗濯しやすい素材の服を残すことです。

乾きやすい素材の服なら、1日で乾かないから着る服が足りなくなったということがなくなります。

洗濯の頻度、素材から残す服、捨てる服を決める方法を詳しく見ていきましょう。

洗濯頻度から断捨離して残す服、捨てる服を考える

毎日洗うなら2枚、3日おきに洗うなら4枚、1週間に1回なら8枚あれば足りるという人もいますが、それは十分な数ではありません。

梅雨時期で乾かなかったり、仕事で部屋干しばかり続く方の場合は、洗濯しても翌日に乾いた服が着れることばかりではありません。

また、うっかり汚してしまったり、夏場は汗をかくことで、1日に2枚着ることもあるでしょう。

このようにすぐに乾かない場合、1日数枚着る場合があることを想定すると、「3日おきに洗濯する場合は4枚」では足りないですよね。

「洗濯〇日おき」の〇に対して、全自動洗濯機の場合は+3枚、全自動乾燥洗濯機なら+2枚を必要枚数と考えると余裕を持って洗濯することができるのでおすすめです。

具体的に見ていきましょう。

全自動洗濯機は+3枚

全自動洗濯の場合は、お天気によって乾くスピードが変わるので、余裕をもって+3枚残しておきましょう。

例えば、3日おきに洗濯する場合は、6枚の服が必要ということになりますね。

もちろん、全アイテムで6枚ではなく、トップス6枚、ボトムス6枚が必要枚数になります。

これをデイリー服の必要数として、その他のワンピースやカーディガン、アウターや小物などは、これに含まずに、それぞれ必要数を考えてください。

ワンピースはカーディガンは毎日着るアイテムではないので、テイストが違う2~3着あれば十分ですね。

全自動乾燥洗濯機は+2枚

全自動乾燥洗濯機の場合は、乾燥まで洗濯機がやってくれるので、お天気などに乾かす時間が左右されることがありません。

だから、+2枚で足りると考えます。

3日おきに洗濯する方の場合は、トップス5枚、ボトムス5枚を基本の必要枚数と考えてください。

 

このように、断捨離して残す服の数を考える時には、洗濯頻度、洗濯機の種類に応じて設定することが大事です。

その上で、今ある手持ち服から何着捨てればいいのか考えてください。

3日おきに洗濯する方の場合、春のトップスとボトムスは1シーズン6枚ずつ必要ということになります。

仮に今、春のトップスは10枚、ボトムスが8枚あったとしましょう。

その場合はトップス4枚、ボトムス2枚を断捨離して捨てれば適量になるということです。

他のシーズンも同じように計算しながら、残す服、捨てる服を考えていくとスムーズに必要数を設定することができるでしょう。

洗濯しやすい生地を考える

このように、洗濯する頻度を基準に必要数、捨てる服の数を設定しておけば、断捨離後に「今まで以上に洗濯しないと着る服がなくなる…」ということが少なくなります。

次に捨てる服の基準にしていただきたいのが、洗濯しやすい生地、洗濯しにくい生地についてです。

例えば、残したトップス6枚が全て乾きにくい生地の服だったとしましょう。

天気が悪い時は乾くまで2日かかってしまい、必要数あっても足りなくなるかもしれません。

逆に乾きやすい生地であれば、夜に洗えば翌朝には乾いているかもしれませんね。設定した必要数からもっと服を減らせることになります。

さらに、洗いやすく、シワになりにくい生地であることも大事です。

洗濯機で洗えず手洗いする必要がある服、シワになりやすくアイロンが必要になる服があると、洗濯するのが億劫になってしまいますよね。

今まで3日おきに洗濯していたけど、手洗い素材の服ばかり断捨離して残してしまったから、4~5日おきの洗濯になってしまった…なんてことも考えられます。

そうすると、ますます着る服がなくなってしまうので要注意。

断捨離後も楽に洗濯やお手入れをするため、できるだけ少ない服で生活するためには、洗濯しやすい生地の服を残し、洗濯しにくい服は捨てるのがおすすめです。

洗濯しやすい素材か否かの基準は、「洗濯機で洗濯できるか」「ゴシゴシ洗っても大丈夫か」「乾きやすいか」「シワになりにくいか」で比較してみましょう。

洗濯機で洗える シゴシ洗える 乾きやすい シワになりにくい
ポリエステル
アクリル
ナイロン
リネン ×
コットン × ×
ウール × × ×
シルク × × ×
レーヨン × × × ×

このように、ポリエステル、アクリル、ナイロンの生地の服は、ゴシゴシ洗濯機で洗うことができて乾きやすいので、洗濯しやすい生地と言えます。

シワにもなりにくいので、お手入れが面倒で洗濯ものが溜ってしまった…という心配もありません。

このような洗濯のしやすさを頭に入れておくと、断捨離で服を選ぶ時に便利です。

さらに、それぞれの服についている洗濯表示を見てチェックすると確実ですね。

断捨離する前は、たくさん服があるので、忙しい時は洗濯しやすい服を着て、時間がある時はちょっとお手入れが大変な服な服を着る、というように使い分けることができたでしょう。

100枚のうち、5枚だけお手入れが大変な服があっても、それはたまに着れば良いだけです。

でも、10枚のうち5枚がお手入れが大変な服になってしまったら、いつも扱いにくい服ばかりになりとてもストレスになります。

断捨離後は服の数がぐんと減るので、1枚ずつお手入れ方法を考えて残すようにしてくださいね。

ここまで洗濯頻度から断捨離して残す服を設定する方法について考えてきました。

洗濯頻度に応じて余裕のある枚数を残し、それ以外の服を断捨離して捨てることで、お手入れも洗濯も楽になります。

「服を減らしたのはいいけど、洗濯が追いつかなくて大変…」と困ることもなくなるはずです。

ただし、この方法で一つ注意していただきたいことがあります。

それは、季節によって必要数を変えることです。

例えば、夏は洗濯ものがすぐに乾き、服の素材もサラっとしたポリエステル生地が多いので、すぐに乾きます。

だから、比較的服の数が少なくても、洗濯に追われることはありません。

一方、冬は洗濯ものが乾きにくく、コットンなどの乾きにくい生地が多いので、他のシーズンよりもすぐに着る服が足りなくなってしまいます

ある程度、基本の必要数を把握しながら、季節によって必要数を考えて、多すぎず少なすぎない服を持つようにしていきましょう。

洗う回数で捨てる服を決めて断捨離すれば、服の管理も洗濯も楽になる

今回は、洗濯頻度から断捨離する服の数を決める方法について考えてきました。

調子に乗ってたくさん服を捨ててしまうと、服が減って管理が楽になったのはいいけれど、洗濯する回数が増えてしまい、かえって大変…という失敗があります。

これを回避するためには、洗濯頻度に応じて、1シーズンに必要な服の数を決めていくことが大事です。

例えば、2日おきに洗濯をするなら、トップス5枚、ボトムス5枚が基本の必要数になります。

3日おきに洗濯するならトップス6枚、ボトムス6枚、というように考えてみてください。

さらに、できるだけ少ない手持ち服で、洗濯回数も減らすためには、洗濯しやすい生地の服を残すこともポイントです。

上手く断捨離して、多すぎず少なすぎない適量の服を残すことができれば、服のお手入れや洗濯のストレスから解放されるでしょう。