「断捨離って、どんどん服を捨てていけばいいだけでしょ」と思って始めてみると、意外と大変なことに気付きます。
捨てる服の基準がわからないので、どこまで残しておいて、どこまで捨てればいいのかわからないのです。
無理やり終わらせたとしても、捨て過ぎてしまったり、捨てなさ過ぎてしまったりすることもあるでしょう。
断捨離で一番大事なことは、捨てるかどうかの判断です。捨てる基準をしっかり決めてから始めないと、断捨離は上手く進みません。
まず残す服、捨てる服、どちらか迷う服を分別。1着判断するのは5秒と決めて、直観的にどんどん進めていきます。
その後、どちらか迷う服を、「1年以上着ていない」「〇〇したら着たいと思う」「着るイメージが湧かない」「同じものを買いたいと思わない」服は捨てる基準にして分別するのがコツ。
この流れで進めていくと、効率よく捨てることができて、的確に必要な服を残すことができるようになります。
捨てる洋服がわからない!断捨離で一番大事なのは、捨てるかどうかの判断
断捨離しよう!と意気込んで始めたものの、途中で断念してしまった…という失敗をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
いざ捨てる服を選ぼうと思うと「この服はまだ着れるからとっておくべき?」「この服は捨てて後悔しない?」などと悩んでしまいます。
1枚悩むと、その次の1枚も、また次の1枚も同じように悩んでしまうもの。
「やっぱりさっきの服は捨てずにとっておこうかな」など、なかなか前に進めずに、悩み続けてしまいます。
そのように悩む理由は、ルールを決めず何となく断捨離を始めているからです。
断捨離は勢いで進めることが大切なので、思い立った時に始めるのは悪いことではありません。
でも、「捨てる服のルール」は最低限決めておかなければならないのです。
ルールが決まっていないと、1着ずつ様々な角度からあれこれ考えて判断することになるのでとても非効率的。
ルールを決めてしまえば、ポイントをおさえながら判断できるので、効率よくサクサク進めることができます。
そして断捨離を最後までやり遂げることができるのです。
それでは、具体的にどんなルールを決めれば良いのでしょうか。
次の章でご説明していきたいと思います。
断捨離成功のコツは「ルール」!3ステップで捨てる洋服を判断する方法
断捨離をスムーズに進めるためには、捨てる服の基準をルール化することが大事です。
これにより、あれこれ悩まずに判断できるようになるので、1枚1枚悩み続けることがなくなります。
捨てる服の判断基準は様々です。
サイズが合わない服、流行遅れの服、年齢に合わない服など、様々な角度から判断すれば、捨てる洋服か否かを判断することができます。
このように丁寧に判断していく方法も間違いではありません。
でも1着ずつ、流行遅れの服か判断するために「この服が流行ったのは何年前?」などと考えていると、かなり時間がかかってしまいますよね。
今回はもっとスピーディに効率よく断捨離していく判断基準をご紹介したいと思います。
そのためには、まずはじめに大まかに「捨てない1軍服」「迷い中の2軍服」「捨てる3軍服」に分けていきます。
その上で、「迷い中の2軍服」を再度、捨てるのか捨てないのか判断していくのです。
判断基準は、「1年以上着ていない」「〇〇したら着たいと思う」「着るイメージが湧かない」「同じものを買いたいと思わない」という服は、捨てる服ということ。
それでも迷う服があれば「保留」して、時間を置いてから判断するのが賢明です。
これで、断捨離はかなりスムーズに効率よく進みます。
詳しくご説明していきたいと思います。
1 ステップ 判断は5秒のスピード勝負!「1軍2軍3軍の服に分ける」
まず断捨離を始める時は、全ての服を収納場所から出してください。
ハンガーから外してガンガン床に置いていきます。
全体像が見えたほうが「トップスよりボトムスが多いからたくさん捨てよう」「黒い服が多いから捨てよう」など、効率よく見極めることできるのでおすすめです。
全て出し切ったら、その服を枚ずつ手にとって、1軍2軍3軍の服に分けていきます。
現在着ているか、着ていないかを基準に考えるのがコツです。
- 1軍の服:現在着ている服=残す服
- 2軍の服:現在はあまり着ていないが着たいと思っている服=迷い中の服
- 3軍の服:現在着ていない服=捨てる服
1軍の現在着ている服はすぐに判断できるでしょう。
もう全く着ていない3軍の服も判断できます。
効率よく捨てていくコツは、現在はあまり着ていないけど、いつか着たいと思っている服は「迷い中の2軍の服」として分類することです。
断捨離して迷うのは、この2軍の服の判断ですよね。
始めの段階で、この2軍服を1枚1枚迷っているとなかなか進まないので、まずはまとめて「迷い中の服」としておくとスムーズなのです。
この1~3軍の服の判断は、1着5秒と決めて進めるのがポイント。
現在頻繁に着ているか、あまり着ていないか、全く着ていないのか、を判断するだけなので5秒あれば十分です。
この作業はじっくり行う必要はないので、スピーディに進めてください。
1着5秒なら、100着8分20秒で終わる計算になります。ほとんどの方が、30分ほどで作業を終えることができるはずです。
2 ステップ 判断は4つのポイントを参考に!「2軍の服を再度分ける」
現在着ている1軍服=残す服、現在着ていない3軍服=捨てる服、現在あまり着ていない2軍服=迷い中の服に分けることができたら、残す服はクローゼットやチェストに戻し、捨てる服はゴミ袋に入れておきましょう。
これで部屋の中はだいぶスッキリするはずです。
床の上に残ったのは、捨てるか捨てないか判断できない迷い中の2軍服ということになりますね。
1~3軍の服はスピード勝負でガンガン分別してきましたが、次のステップは少し時間をかけて行います。
迷い中の服の中で、以下のような服は着ない服として判断してください。
- 1年以上着ていない服
- 〇〇したら着たいと思う服
- 着るイメージが湧かない服
- 同じものと買いたいと思わない服
着ない服を判断する基準は色々ありますよね。
サイズが合わない服、流行遅れの服、年齢に合わない服など、様々な要素があります。
でも1着ずつこのような様々な要素を考えていくのは大変です。
この4つの服を基準にする方法なら、流行服をチェックしたり、試着して確認したりすることなく、楽に進めることができます。
さらに、サイズが合わない服、流行遅れの服、年齢に合わない服など、様々な要素もまとめてチェックすることができるのでおすすめです。
例えば、「1年以上着ていない服」の場合、1年も着ていないということは、何かしら問題があるから着ていないのでしょう。
体型が変わってサイズが合わなくなった、ちょっと今の流行と合わなくなった、年齢的に着れなくなった等の問題がある服ということがわかるのです。
だから、この4点をおさえて捨てる服を決めていけば、「捨てるべき服を残してしまった…」「残すべき服を捨ててしまった…」という失敗が少なくなります。
もう少し具体的にご説明しましょう。
1年以上着ていない服
現在着ていないけど、いつか着たいと思っている服のうち、1年以上着ていないな…という服はありませんか?
1年以上着ていない服は捨てるべき服と判断しましょう。
1年も着ていない服は、何かしら問題があるから着ていない服と判断できます。
だから、この先も着る機会はないでしょう。
〇〇したら着たいと思う服
現在着ていないけど、いつか着たいと思っている理由は何でしょうか。
痩せたら着たい、流行が戻ってきたら着たいなど、〇〇したら着たいと思っているからではないでしょうか。
〇〇したら着ようという条件付きの服も捨てるべき服と判断してください。
もし痩せて着れるようになったとしても、その時には流行遅れの服になっているでしょう。
また同じような流行が戻ってくるかもしれませんが、トレンド服は微妙に違う部分があるので、流行遅れ感は絶対に出てしまいます。
このような〇〇したら着たいと思う服は、今後おしゃれに着こなすことはできません。
あなたのおしゃれ度を下げてしまう服と言えるので、捨てるべき服と判断するのが賢明です。
着るイメージが湧かない服
いつか着たいと思っている服の場合、具体的にどんなシーンで着たいのかイメージしてみてください。
今現在着ていない服でも、「今度の子供の発表会の時に着る」など、具体的なイメージがある服なら残すべき服に分離してください。
でも、イメージがわかず「着る機会があったら着たい」という程度の服は、今後も着る機会はまずありません。
捨てるべき服と判断してください。
同じものを買いたいと思わない服
現在着ていないけどいつか着たいと思う服を見て、「同じものがお店で売っていたら買いたいか?」を想像してみてください。
もし同じものがあったらもう一度買いたい!と思うなら、その服は残すべき服です。
思わないのであれば、捨てるべき服と判断するのが賢明です。
あなたにとって魅力のない服ということになるので、持っていてもお気に入りコーデの邪魔になる服と言えます。
3 ステップ それでも迷った服は時間を置いて考える!「保留しておく」
このように1~3軍の服に分けて、さらに迷い中の2軍の服と1軍、3軍の服に分ける。
これで、ずいぶん断捨離が進んでくると思います。
しかし、それでもまだ迷う服はあるでしょう。
そのような服は無理やり分類する必要はありません。
捨ててしまってから「やはり着たかった」と後悔はしたくないですよね。
だから、最後まで捨てるか否か迷った服は、一定期間保留しておくのがおすすめです。
コツは、残す服と一緒にクローゼットやチェストには入れないこと。
段ボールなどに入れて、別の場所に置いておきます。
シーズン中の服は1ヵ月、シーズンオフの服は半年を目安に保管してください。
ダンボール箱に、「〇月△日まで保管する」などと書いておくと良いですね。
保留中の服は、他の服と同じように、着たい時は着てOKです。
一定期間が終わった時に、もし段ボールの中から出して何度か着る機会があったなら、その服は残す服に加えればいいですね。
でも、全く着ずに存在すら忘れてしまった服は、今後も着る機会はありません。
断捨離して捨てる服と考えて処分してください
断捨離成功のカギ!3ステップで捨てる洋服を判断する方法まとめ
捨てる服がわからないと迷いがちの断捨離ですが、このような3ステップで進めると、意外とスムーズに服を分類していくことができます。
この断捨離をさらに成功させるコツは、衣替えの時期に行うことです。
例えば6月に行えば、前の秋冬に着なかった服は、もう着ない服と判断して捨てることができます。
特に冬物はボリュームがあるので、捨てれば捨てるほど充実感があるのでおすすめです。
もちろん、必ず6月、10月に行う必要はありません。
あなたの時間と気持ちに余裕がある時を選ぶことが大切です。
忙しい時期に無理やり断捨離をしてしまうと、焦ってしまい判断を間違えてしまうかもしれません。
ゆとりのある気持ちで取り組むことが大事ですね。
この方法で断捨離が終われば、クローゼットの中から不要な2軍、3軍服はなくなり、全てお気に入りの1軍服ばかりになります。
クローゼットの中のどの服を組み合わせても、あなたらしいおしゃれコーデができるようになるのです。
今日のコーデは大丈夫かな…と不安にならず、いつも自分のおしゃれに自信が持てるようになりますね。
しかし、この方法はデメリットもあります。
それは、捨て過ぎたり残し過ぎてしまう場合があることです。
この流れで断捨離すると、「1~3軍の服に分けたら1軍の服はほとんど残らなかった」「断捨離が終わっても意外とまだ服が多い」など、捨て過ぎたり、残し過ぎてしまうことがあるのです。
上の章でご説明してきた判断基準で考えることが基本ですが、最終的にバランスよく服が残せているのかチェックしてくださいね。
1シーズンごと、7つの違ったコーデができる服を残しておけば、足りなくなることはありませんので目安にしてください。
断捨離で大事なのは捨てる服の判断!3ステップで効率よく断捨離を進めましょう
今回は、捨てる判断が難しいから断捨離が上手く進まない…という方に向けて、断捨離を効率良く進める方法をご紹介してきました。
1枚1枚、捨てるべきか残すべきか考えるのは非効率的。
まずは、現在よく着ているから残す服、着ていないから残さない服、迷う服にどんどん分けていきます。
1枚5秒と決めて、スピーディに進めましょう。
次は、迷う服をどうするか考えます。
判断基準は「1年以上着ていない」「〇〇したら着たいと思う」「着るイメージが湧かない」「同じものと買いたいと思わない」という服。
このような服は今後も出番がなく、出番があったとしてもあなたのおしゃれ度を下げてしまう服だと思ってください。
それでも迷う服は「保留箱」に入れて、1ヵ月、半年と期間を決めて保留しましょう。
そうすれば、捨てなきゃよかった…と後悔する心配がなくなりますね。
断捨離はコツがわかれば、スムーズに進めることができます。ぜひ参考にしてください。